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遊戯王 魔術師プレイヤーが幻影騎士団を作った話 彼岸無し展開パターン・デッキプラン解説

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こんにちは、ヒマワリです
今回の記事は、最近ちょっと触っている【幻影騎士団】についてです

【魔術師】以外の記事は実に3年半ぶりで、【魔術師】以外のデッキを組むのも3年ぶりです

なぜ今回【幻影騎士団】を触ろうとしたかですが、




こいつの登場により強化されたのが理由として大きいですね

元々レベル3モンスターをごちゃごちゃするデッキが好きで、ドラフトをすればとりあえずまずそれを組むくらいです

また、誘発の当たり方やストップの仕方がしっかりしており、展開が止まっても《彼岸の黒天使 ケルビーニ》や《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》でリソースと盤面を作りやすいのが「何かのデッキ」と似ていて好きです


今回の記事は、僕の趣味嗜好を反映させた【幻影騎士団】の話になります




1.基本展開



構築や展開を考える際に一番重視したポイントは、

①手札ストレスの最低限化
②簡単なハンド数パターンで決めた盤面にたどり着く


上記の2点です

まず最初にしたのは、引いてイライラするカードや補助輪的な役割のカードの排除でした
真っ先に排除したのは【彼岸】要素でした

【彼岸】要素の利点は《彼岸の黒天使 ケルビーニ》で【彼岸】要素にタッチしてモンスター数を増やすことにあります
モンスター数を増やすことにより誘発貫通や、盤面に闇ランク4モンスターを出すことができますが、その追加要素のせいで引きたくないカードを引くストレスに納得できませんでした

ならば展開のランクを1段階下げ、簡単なハンドから一定の盤面を作れればいいというところで落ち着きました

誘発貫通に関しては、最初にいったように《彼岸の黒天使 ケルビーニ》や《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》である程度のリソースや妨害を稼いで誘発やバックで戦う方針に決めました

 

 

 

 

 

 





各種【幻影騎士団】モンスター+特殊召喚できるレベル3要素の2枚で上記(に類似する)盤面を作ることができます

《虚空海竜リヴァイエール 》が展開に絡むことにより除外した【幻影騎士団】モンスターを墓地に戻せるので、次のターンのリソースに事欠かないのも良いですね
そして《虚空海竜リヴァイエール》を連打して《FNo.0 未来龍皇ホープ》という優秀な置物を置くことができるのもかなり良いです

また、展開に必要なエクストラモンスターが6枚で収まっているので、エクストラスロットにも余裕があります
 

 

 


【未界域】モンスターともかなり相性が良く、自身の効果で当たっても外れても場にレベル3を出せる上に《幻影騎士団ティアースケイル》のコストで切っても場にレベル3を出せます



うん?展開モンスターを連打してエクシーズモンスターをその上に重ねて妨害として使う…?

先行展開に使用するエクストラモンスタースロットがエコ…?
色んなハンドパターンで固定の盤面を作れて次ターンのリソースを残すデッキが何かあったような…?





2.構築


 

現環境をみたメイン構築にしています

基本的に【幻影騎士団】モンスター+レベル3を意識しているだけで、余分な要素は排除しているのでスロットが結構あり、誘発やバック除去、誘発除去がしっかりと積めています



《彼岸の黒天使 ケルビーニ》を2枚採用している構築は他にあまり見ません
僕はこのデッキを展開特化タイプのデッキではなく相手とやり取りするリソースデッキだと考えているので、誘発で展開が止まった時若しくは止めた時に次ターン再度動けるように2枚構築にしています



《I:Pマスカレーナ》は、《虚空海竜リヴァイエール》を連打して《FNo.0 未来龍皇ホープ》を作る流れの分岐で《虚空海竜リヴァイエール》1体と【幻影騎士団】モンスターで作り、そのまま《彼岸の黒天使 ケルビーニ》とリンクして《双穹の騎士アストラム》を作っていきます
破壊耐性付きの《双穹の騎士アストラム》は苦手な【エルドリッチ】側がほとんど回答がないので非常に優位にゲームを進めることができますね




【幻影騎士団】モンスター+レベル3のモンスターのパターンの派生で、《I:Pマスカレーナ》同様《FNo.0 未来龍皇ホープ》を出さずに別の置物を置くパターンです

 

 

 

 

《幻影霧剣》を2枚用意できますが、《虚空海竜リヴァイエール》を使用していない為除外に【幻影騎士団】モンスターが残ってしまいます
ただ、特殊召喚を繰り返すタイプのデッキにはこちらの方が良いので、相手によって変えていく形です




3.さいごに

 

さて、ここまで読んで頂きありがとうございました

 

珍しく魔術師以外のデッキを考えて構築を作っていたので記事にしてみました

誘発をかわしながらリソースゲームできるデッキはやり取りがあってやはりかなり楽しいですね

 

この記事を読んで興味が出た方はぜひ作って遊んでみてほしいです

 

それではまた、どこかで


遊戯王 魔術師プレイヤーが先行ワンキルを作った話 展開パターン紹介・ガジャルグ成立で確定ワンキル

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こんにちは、ヒマワリです
今回の記事は、【ドラグニティ】を使用した先行ワンキルの話です

 

 



最近環境で先行ワンキルといえば、【未界域】の《マジックテンペスター》を使ったワンキルですが、〇〇が成立したらワンキルできる!という保証のあるワンキルではありません

なんだかんだ世の中には先行ワンキルをする方法はあるのですが、ゴミや不純物を大量に入れることになったりで使いたくないタイプが多いです

しかし、今回は…




《ドラグニティナイト-ガジャルグ》と手札コスト1枚を確定条件として、基本ドラグニティとしても展開できるワンキルを紹介します


1.展開パターン

 

 


《No.6 先史遺産アトランタル》2発と《ダーク・ダイブ・ボンバー》1発で8000削りきるパターンです

《ドラグニティナイト-ガジャルグ》を連打(1枚)することにより展開していきます

 



《No.6 先史遺産アトランタル》が機械族であり奇跡の噛み合いが発生し《幻獣機アウローラドン》のリンク素材に《水晶機巧-ハリファイバー》から出したモンスターを使わなくてもよいのがミソですね


ゴミとしては何枚かありますが、それでも基本的に【ドラグニティ】の展開で使うカードか、《水晶機巧-ハリファイバー》から《幻獣機アウローラドン》に繋げられるカードなので、他のワンキルデッキよりは幾分マシかなと思います


2.構築



※強欲で金満な壺=金満で謙虚な壺


誠意の40枚で、誘発除けもしっかり積んでます

《ドラグニティナイト-ガジャルグ》にタッチできるよう、成立札やそのパターンは多目にとっています

《幻獣機オライオン》が2枚なのは1枚引いていた時の保険と、2枚引いても途中の《竜の渓谷》で1枚捨て、《幻獣機アウローラドン》の1枚切って1枚破壊効果で盤面を開け《幻獣機オライオン》の二重召喚効果で2枚目を出せば元のパターンに復帰できるからです



使用するエクストラは12枚で3枚は自由枠なので《金満で謙虚な壺》で3枚めくって《ドラグニティナイト-ガジャルグ》成立札か誘発ケアカードを探しにいくことができます
噛み合いが悪いのは《スターダスト・チャージ・ウォリアー》だけで、打つか打たないかは手札次第というところですね


3.さいごに

さて、ここまで読んで頂きありがとうございました
 

 

 


前回の【幻影騎士団】の記事に続く、「魔術師プレイヤーが〇〇を作った話」の2回目です

結構こういう記事の方が気軽に書けるので、定期的にやってもいいかなと思います

それでは、また、どこかで

【遊戯王】2020.10月魔術師サイドチェンジ論

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こんにちは、ヒマワリです
2020.10月環境ももう終わりですね

今期は以前にも増した群雄割拠環境で、どんどんと新しいテーマが環境に現れ始め、サイドデッキの構築が難しくなってきたように思います

今回の記事は、今まであまり書かなかった魔術師のサイドチェンジの考えと、現在のサイドカードの役割について話します

 

 

 

 


展開等の話は今までの記事に書いてますので、初見の方は過去記事を漁って見ていただければと思います




1.魔術師デッキの性質



そもそもの話からいくと、【魔術師】はペンデュラムデッキであり、基本的に1枚初動というものはなく複数枚のカードを組み合わせて戦うデッキです

よって、メイン戦・サイドチェンジ後どちらでも初手5枚のうち4枚展開札1枚誘発若しくは盤面を返す為のカード(後攻は5枚展開札1枚誘発)が理想的だと考えています




メインデッキを見てもらうと分かりますが、枚数は45枚と多いものの誘発は7枚でペンデュラムテーマにしては比較的多く、先行後攻どちらも機能する誘発を採用しています
先攻後攻関わらず誘発は1枚は握りたい考えですね


メインデッキの枚数の多さの理由は2つあり、

①ターン1カードや誘発の被りを無くすこと
②サイドチェンジをやりやすくすること


です

引きたいキーカードはあるものの複数枚組み合わせて戦うデッキですので、「○○がないと壊滅的に動かない」ということがなく、サーチカードで繋がっていく為デッキ枚数をある程度増やしても問題はない考えです

サイドチェンジの枠のことをしっかりと視野に入れてメイン構築をすると、メインのパワーをほぼ落とさずに対面のメタカードを積むことができます




2.サイドチェンジの際にoutするメインカード



選択権が自身にあり先攻を選べる場合は、誘発の枚数調整と《デュエリスト・アドベント》を1枚抜くくらいの調整で良いです
《ハーピィの羽根帚》は相手によって残したり残さなかったりします


後攻の場合は、「魔術師」ギミックを一切減らさず、‪サブギミックのドラゴン要素の枚数調整や《デュエリスト・アドベント》の枚数調整を行います

《デュエリスト・アドベント》に関しては、メイン戦では初動の安定に繋がる良いカードで重宝しますが、後攻確定だとターン1しか打てず被りがかなり気になるカードですので0か1に変えます
そもそも《デュエリスト・アドベント》をメインに3枚採用しているのは、上記の理由且つサイドチェンジ枠として考えているところがあります

《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》に関しては、後攻だと《墓穴の指名者》の的になったりする為、2枚抜いて1枚にします
1枚残す理由は、《賤竜の魔術師》によるリソース回収や《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》による全ブッパの道筋を残せるようにしたい為です
ただし、《墓穴の指名者》が入っていない罠対面に関しては効かない誘発の方を減らし《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》は2〜3枚残します

《おろかな埋葬》《亡龍の戦慄-デストルドー》もサイドチェンジ枠です
ペンデュラム前に《水晶機巧-ハリファイバー》を出してペンデュラム数や誘発を乗り越えたり、レベル調整をしてシンクロ8に繋げたりと、かなり器用に動けるギミックではありますが、後攻から《墓穴の指名者》をくらうリスクを増やす意味もなく、強力なサイドカードにチェンジした方が良いです



《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》(3枚中2枚)

《デュエリスト・アドベント》(3枚中2枚)

《おろかな埋葬》

《亡龍の戦慄-デストルドー》


選択権先攻抜くカードはさておき、選択権後攻で抜くことができるカードはざっくり上記のカードですね
後は《デュエリスト・アドベント》の3枚目を抜くか手札誘発を調整するかとかになります

これらのカードはメインギミックの補助カードなので、抜けたからといって基本展開に支障はきたしません

【魔術師】に限らず、40枚に近づけてメインの枚数を削るとメインでの安定性は多少なりと上がりますが、サイドチェンジのことも考えてメインの枚数を考えないとデッキ触りたて特有のメインは綺麗だけどサイドチェンジができないマンに陥るので気をつけたいですね


3.採用サイドカードの役割について



2020.10月環境の最後のサイドデッキです

かなり誘発を散らしていますが、これは最初に話した「メイン戦・サイドチェンジ後どちらでも初手5枚のうち4枚展開札1枚誘発若しくは盤面を返すためのカード(後攻は5枚展開札1枚誘発)が理想的だと考えています」に基づきます
被りなく効果的なカード1枚と残りは展開札で戦いたいですね






《アーティファクトの神智》《アーティファクト-デスサイズ》のギミックは、先攻の勝ちを濃くできるのと、なんらかの誘発で展開が止まる若しくは止まらざるを得ない状況の場合に相手の行動を著しく制限することができます

【魔術師】の良いところは、《アーティファクト-デスサイズ》を素引きしてしまっても《TG ワンダー・マジシャン》で破壊して墓地から出すことができたり、《クロノグラフ・マジシャン》で手札から出すことができるところです
墓地経由の特殊召喚は《墓穴の指名者》に引っかかる可能性がありますが、【魔術師】の後攻で入れっぱなしにすることは基本的にはないのでほぼ通ります
相手プレイヤーが《墓穴の指名者》を残してそうかどうかは、ゲーム内に相手プレイヤーを見て判断します

先攻の補助ギミックを採用しているのは、まず僕自身が2本目以降の【魔術師】の先行展開を信用していないからです
《増殖するG》や《原始生命態ニビル》を筆頭に誘発系統は1本目以上にとんでくると思います
もちろんケアして動きますが、それでもリソースしか残せないことは多々あると思います
逆に、盤面を維持しつつリソースが残ってターンさえ返ってきたらそのままライフを取り切ることができるので、あくまで保険としての役割としてかなり大きいと思います


《アーティファクトの神智》がある時の行動択として、

① 《アーティファクトの神智》があるから誘発はかせて次のターン決める
② 《アーティファクトの神智》があるからリソースを溜め込んで3ターン目に貫通する


の2つを選べます
「○○あったら負けだなぁ」の択しか勝ち筋がないパターンで、②の選択肢をとれるようになるのは大きく、やり取りし妨害を踏み越えていける要素になります


《アーティファクト-デスサイズ》がレベル5の為、《水晶機巧-ハリファイバー》から出した《灰流うらら》や、レベル4モンスターを対象に取った《亡龍の戦慄-デストルドー》とシンクロして《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を作ってからペンデュラムという択も作れるので、レベル的にもかなりいいやつです





あまり説明することがないのですが、基本的な役割は後攻から飛んでくるバック破壊系や強力な展開札を止めることです

《紫毒の魔術師》で破壊することにより解除することができるので、相手のエンドフェイズに《時空のペンデュラムグラフ》で相手のカードを破壊して《紫毒の魔術師》で《王宮の勅命》を割れば自ターンでは魔法を使っていけたりします
強制効果の《星霜のペンデュラムグラフ》がチェーン1、《紫毒の魔術師》がチェーン2なので《王宮の勅命》が解除されたら魔術師もサーチできますね




先攻後攻共に役割のある誘発です
先攻だと相手の後攻からの捲りの動きを大幅に制限でき、後攻だと相手のリソースを増やすことを制限できます

関西でペンデュラム系統のデッキが多いことと、【未界域】や【召喚ドラグマ】、【サンダー ドラゴン】メタとして採用しています
対上記のデッキのサイドカードとして比較されるのは《アーティファクト-ロンギヌス》だと思っています

【魔術師】のサイドカードとして《アーティファクト-ロンギヌス》よりも《ドロール&ロックバード》を信用しているかというと…

《アーティファクト-ロンギヌス》は動きを停止させるので展開はできなくなりますがリソースを奪うわけではない為、ターンを渡せば動き始めます
逆に《ドロール&ロックバード》は動きを制限しないがリソースが増えることがない為、どんどんリソースを削りながら相手を動かすことができます

リソースゲームを得意とする【魔術師】としては、0の次に100の力でこられるよりも、50の次に50の力できてくれた方がゲームをコントロールしやすいのです

先攻後攻関わらず入れられ、ゲームをコントロールしにいける《ドロール&ロックバード》はオススメカードです




対ペンデュラム、【電脳堺】、【コードトーカー】のカードで最近評価がかなり高いです

展開を歪ませる目的で入っており、破壊してフィールドに残さないことに意味があるデッキが増えたと思います

《水晶機巧-ハリファイバー》から出して1妨害にすることもできますし、先攻後攻どちらも使用しやすい誘発としても評価が高いです




《王宮の勅命》並に話ことがないですが、展開系が環境に多いのでサイドに1〜2入れている人は結構いるのではないでしょうか

登場して1年3ヶ月で多くの方が順応してますが普通におかしいカードですね

出てきたトークンに関しては、どれだけ攻守高かろうが【魔術師】側からしたら処理は簡単ですね

 





 

ちゃぶ台返しカード達です
罠系統を筆頭に後手捲りの優秀なカード達です

特に《拮抗勝負》は【電脳堺】や【エルドリッチ】のリソースを大幅に奪っていけ、2本目以降の【魔術師】に《アーティファクト-ロンギヌス》は入れられないので、しょうも無い噛み合いで不発になることはないです

ちなみに相手のデッキが1本目に不明だった場合は、《デュエリスト・アドベント》2枚と《おろかな埋葬》《亡龍の戦慄-デストルドー》を抜き、《ライトニング・ストーム》2枚と《拮抗勝負》2枚を入れる無難なサイドチェンジにします




今期イチオシの【電脳堺】への後攻捲りカードです

効果はシンプルに全破壊なのですが、《激流葬》とは異なり場にモンスターが4体いればフリーチェーンで破壊していけます
バトルフェイズやエンドフェイズに入った時に打てるのは評価が高いです

裏守備は破壊されませんが数にはカウントされるので、自分のモンスターをセットしておけば発動条件は満たしやすいです

【電脳堺】だけでなく、盤面にカードを並べてライフを取る【召喚ドラグマ】や【ドラゴンメイド】の後攻にも効果的で、後攻でのやり取りをしながら決めにいける良いカードです



4.さいごに

さて、ここまで読んで頂きありがとうございました

メインギミックの話はけっこうするのですが、サイドチェンジに関する話はあまりしてこなかったような気がします

【魔術師】に関するサイドチェンジやサイドカードへの考え方が参考になれれば幸いです

 

 

 

★ヒマワリ | 遊戯王ブログナビ (ygo-blognavi.com)

 

あと、これは宣伝なのですが、ブログナビの方にも本記事のリンクが貼られると思います

今回の記事を読んでよかったと思う方は、よければいいねボタンをよろしくお願いいたしますm(__)m

 

 

それでは、また、どこかで

遊戯王 【魔術師】汎用リンク2枠戦争 《〇〇の闇霊使いダルク》参戦!

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こんにちは、ヒマワリです。

今回の記事は、【魔術師】で使用する汎用リンク2の採択の話と、次弾にて登場するであろう《〇〇の闇霊使いダルク》の現時点での評価について話します。

 

 

 


【魔術師】の基本的な動きや考え方については過去記事を参考にしてください。

 

 

 




1.汎用リンク2の必要性とは?

2020年4月以前は、遊戯王のルールによりエクストラから出るカードはリンク先もしくはエクストラモンスターゾーンに出す必要があり、エクストラモンスターゾーンに出した《覇王眷竜クリアウィング》等を除けないと再展開できないという問題がありました。

その問題を解決する役割が、「汎用リンク2モンスター」です。

《LANフォリンクス》登場以前はまともな縛りなしリンクマーカー下2つのリンクモンスターがなく、《LANフォリンクス》というカードはかなり革命的でした。
《LANフォリンクス》を皮切りに便利な汎用リンク2が登場していきました。




2020年4月より、融合・シンクロ・エクシーズモンスターがメインモンスターゾーンに出すことができるようになり、エクストラモンスターゾーンがそれらのカードで埋まることは無くなりましたがペンデュラムモンスターは変わらずエクストラモンスターゾーンかリンク先に出す必要があります。

以前のルールでは、

①リンク先の確保
②エクストラモンスターゾーンのカードをのける


2つの役割がどちらも重要で汎用リンク2が必須でしたが、新ルールにより①の方はほぼ考える必要がなくなりました。

その上で、汎用リンク2を採用し続けてる理由として「エクストラから出すリソース回収モンスターが《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》になれない」ことがあります。




主に3ターン目以後の話ですが、《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》を墓地に置いて置くプレイの中で、《賤竜の魔術師》をペンデュラムして墓地から回収し蘇生効果を狙ったり、《EMペンデュラム・マジシャン》をペンデュラムしてリソースを回収しながら攻めることがよくあります。

大抵のモンスターは闇ペンデュラムモンスターの為、《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》になることによりエクストラモンスターゾーンをあけることが出来るのですが、それらは風属性と地属性なので《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》になれません。

そのターン中はエクストラモンスターゾーンが埋まっていることに支障があまり出ないかもしれませんが、長い目で見た時にエクストラモンスターゾーンのカードを避ける手段が必要になってきます。


新ルール以降、汎用リンク2モンスターの役割は、

① エクストラモンスターゾーンのカードをのける
②より柔軟な動きができるようになる


この2つになります。
②の要素には、モンスター2体で作れるモンスターとしてのスペックも重視されます。

現在は《ブルートエンフォーサー》ですが、その役割も含めて話していきます。



2.汎用リンク2の比較と役割



最初に登場した汎用リンク2は《LANフォリンクス》で、通常モンスターになります。

《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》や《水晶機巧-ハリファイバー》が3枚使えた環境で活躍の場面があまりないように思いますが、《覇王眷竜クリアウィング》を筆頭に展開し終わったカードをのけてリンク先を作る重要な役割を持ちます。

通常モンスターの為《閃刀機-ウィドウアンカー》が当たらずコントロール奪取もされないので、【閃刀姫】が多い環境の場合は後から出た汎用リンク2モンスターよりも優先されて採用していた時期がありました。

攻撃力も1200あり、《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》をコピーした《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の6800と合わせて8000飛ばせるのも噛み合っていました。




次に登場したのが《魔界の警邏課デスポリス》です。

攻撃力が1000と劣り効果も弱く実質通常モンスターみたいなカードですが、「闇属性」というステータスを持っています。
これは、エクストラリンクをするデッキが多い環境で《御前試合》が流行っていた際に役割を持ちました。

《御前試合》下でも《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》を展開していけるのが強みで、《御前試合》を張っても張られても対応できる汎用リンク2モンスターでした。




《PSYフレームロード・Λ》は、今まで当時してきた中で1番攻撃力が高く、PSYフレームを採用していなくても採択する価値のあるカードでした。

ただ出しただけでも相手にPSYフレームカードを匂わすことができ、展開を歪める可能性があります。

ただ、他の汎用リンク2とは異なり「トークン以外のモンスター」を指定している為、【魔鍾洞】が全盛期の際おじゃまトークンを退けられないことから別の汎用リンク2が採択されるということもありました。




登場以降ずっと採用し続けている汎用リンク2モンスターです。
闇属性で高打点なだけで優秀なのに、手札コストを切ると破壊効果も持ち合わせています。
 

登場時は【オルターガイスト】を筆頭に永続カードを張ることがあり、それらを破壊しに行けるのが優秀です。

 

 

 


また、手札の闇魔法使いモンスターを墓地に貯めれるので《原始生命体ニビル》を打たれた後に《黒牙の魔術師》で再展開するなど、展開の幅を拡げたり誘発受け流しなどかなり起用に立ち回ることができます。

(参考動画:オービス杯)

不満な点は魔法使い族でなかった点と、英語が全然出ない点だけです。



3. 《〇〇の闇霊使いダルク》の登場



高確率で次弾に封入されるカードで、流れから察するに闇属性モンスターを含む2体で出せるカードだと予想されます。

高評価の効果を持つ《ブルートエンフォーサー》の立場を「闇魔法使い族1850打点」というステータスだけでひっくり返そうとしているモンスターです。


蘇生効果は相手や状況によると思いますが、「闇魔法使い族」というだけで、

《虹彩の魔術師》でモンスター戦闘時与えるダメージ倍
《紫毒の魔術師》で1200パンプ
《黒牙の魔術師》で蘇生


など、メインギミックの魔術師サポートを受けられ、破壊された場合は下級ならほとんどのカードをサーチできる優秀なリンクモンスターです。




これだけ見れば魔術師待望のリンクモンスターのように見えますが、上記で述べた汎用リンク2の目的や定義とかなりズレているように思います。
【魔術師】はたしかに闇属性が多くリンクしやすさはありますが、どんな時もモンスター2体で作れるカードという部分が怪しいです。

特に今回の話の中で出ていた《賤竜の魔術師》の風、《EMペンデュラム・マジシャン》の地に対して相方を闇固定にしなければならない点という部分が引っかかります。
また、サーチ効果に関してはやはりタイミングとして遅く、蘇生効果も相手依存且つ繋げてリンクするデッキでもない為活躍の機会が限定されます。

そう考えた場合、2つの目的に準じる《ブルートエンフォーサー》に軍配があがると考えます。

 

 

 

 

 

4.総括

 

さて、最後まで見て頂きましてありがとうございました。

結構な頻度で質問を受ける「新ルール後の汎用リンク2枠はいるのか?」に対する僕なりの回答のような記事でした。

 

結局はこの枠は「リンクしやすく使いやすい」が1番だと思います。

 

過去の汎用リンク2枠も改めて見ながら振り返りましたが、各々役割があり環境に合わせて使い分けていたのが分かったと思います。

現状は《ブルートエンフォーサー》君が一番使いやすいという結論に至っていますが、環境に合わせて変わってきたり今後さらに使いやすいモンスターがいれば入れ替わっていくと思います。

 

 

それでは、また、どこかで

遊戯王 2021.4月制限魔術師について 展開の考え方/《EMドクロバット・ジョーカー》準制限化

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こんにちは、ヒマワリです

《EMドクロバット・ジョーカー》が準制限になりましたね
それに伴い、【魔術師】に興味を持った方もおられると思いますので、2021.4月制限の【魔術師】について記事を書きました






2021.1月制限ではCSにて3度優勝しており、状況に合わせて考えながら戦えるテーマですので興味のある方は是非組んで遊んでみてもらいたいなと思います


1.展開パターン

 

 


構築や手札によって展開方法は変わりますが、基本的にはこの盤面と3ターン目のリソース確保を目指します

 

 

 



◆モンスターゾーン
《水晶機巧-ハリファイバー》
《アストログラフ・マジシャン》
‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》


◆魔法罠ゾーン
《星霜のペンデュラムグラフ》
《時空のペンデュラムグラフ》
《紫毒の魔術師》


◆手札
《慧眼の魔術師》
《賤竜の魔術師》

などを複数含む3ターン目のリソース数枚



‪これが、基本的な展開例になります。《賤竜の魔術師》で制限カードの《虹彩の魔術師》を使いまわし、《星霜のペンデュラムグラフ》と《時空のペンデュラムグラフ》どちらも獲得しながらリソースをかき集め、3ターン目の勝ちを強く意識した形です‬

 


《水晶機巧-ハリファイバー》
《アストログラフ・マジシャン》


‪《水晶機巧-ハリファイバー》で《シューティング・ライザー・ドラゴン》を出してレベル6モンスターを墓地に送り、《アストログラフ・マジシャン》とシンクロ召喚➡︎《覇王眷竜クリアウィング》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出していきます‬

《覇王眷竜クリアウィング》を出すと相手の表側のモンスターをすべて破壊できます
相手の展開途中で出すと、すべての表側のモンスターが破壊されるわけですから相手にとっては大きな痛手になることは間違いないでしょう

また、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》も出すことができ、なんでも1枚無効にできますので、状況に合わせてそちらを出すこともできます

ちなみに、《シューティング・ライザー・ドラゴン》でデッキから墓地に落とすカードを《クロノグラフ・マジシャン》にしておくと、次のターン《黒牙の魔術師》で蘇生できるので無駄がないです




‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》

さらに横に‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》がいるので魔法無効ができます
どのデッキでも魔法カードはよく使い、《ハーピィの羽根帚》や《強欲で金満な壺》など、強力な効果のカードが多いのでそれを止めれる安心感がありますね

また、エクシーズ素材を取り除き、攻撃対象を自身に変えることができます
‬‪《水晶機巧-ハリファイバー》への攻撃を守れ、【十二獣】の《十二獣ワイルドボウ》や、【オルターガイスト】の《オルターガイスト・メリュシーク》、【閃刀姫】の《閃刀姫-ハヤテ》の直接攻撃をこのモンスターに変えることもできます

 

どれも攻撃をまともに通したくないものばかりで、攻撃誘導も非常に役に立ちます




《星霜のペンデュラムグラフ》
《時空のペンデュラムグラフ》
《紫毒の魔術師》



‪モンスターの妨害以外にも、罠としてフリーチェーンで相手の動きに合わせて妨害ができます‬
《時空のペンデュラムグラフ》で破壊する対象を《紫毒の魔術師》にすれば、《紫毒の魔術師》の効果で追加でもう1枚破壊を行うことができます

また、《星霜のペンデュラムグラフ》もあるので、《時空のペンデュラムグラフ》で魔術師カードを破壊した後、さらに新たな魔術師カードをサーチすることができます
チューナーへアクセスできず《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が場にいる状態で、スケールの魔術師カードを破壊した場合は、さらに1ドローすることができます

妨害しながら次のターン用のカードも用意する形を作れるのは3ターン目の展開に繋がるのでかなり良いですね
 

 

 

 


上記の展開パターンにプラスして1体モンスターを増やせるのであれば、《水晶機巧-ハリファイバー》で出した《灰流うらら》を破壊し、破壊情報を与え《アストログラフ・マジシャン》で回収することができます

ペンデュラム前に《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を成立できるパターンであれば高確率ででき、狙っていきたいパターンですね
 

 

 


また、《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》をペンデュラム前に成立できるパターンとして《深淵に潜む者》を出すパターンもあります

《調弦の魔術師》が絡むパターンだと《天空の魔術師》をエクシーズ素材にして墓地に送り《黒牙の魔術師》で蘇生させ効果を使っていくこともできます




このように相手に合わせた妨害を構築でき、次のターンのリソースを集め、堅実に勝ちを目指していきます

魔術師デッキは多くのカードが規制されていますが、枚数が減っただけでやれることは然程全盛期と変わりません



僕がこの盤面を基本展開として推して常にご紹介させて頂いているのにはいくつか理由があります


①妨害を構えつつリソースを拡げられること

《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》とそれを効果コピーした《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》と、《アストログラフ・マジシャン》を使い、割ってリソース回収を繰り返すことにより盤面とリソースを増やしていきます

ここに余分な展開を増やすと本来得られたはずのリソースを削る必要が出てきたり、何かしらの支障が出てしまうことがあります

・全体破壊か1発動無効


・魔法効果無効


・好きなタイミングでの2破壊

これだけあれば十分であるという考えです
さらにいうと、もちろん返されないのが一番良いのですが、実際相手のリソースを大幅に削れるのであればこの盤面を返されても良いとも考えています

その為の手札リソースの確保になります
他の展開系にはない強みとして、1ターン目に先行展開しながら整えた手札リソースにより3ターン目の動きがかなりしやすいことがあります

【魔術師】は展開デッキでもありますがリソースデッキなので、展開極振りにしてリソースを減らす必要がないという考えです

 

②そもそも返されにくい盤面

先程返されても良いと書いていますが、そもそも非常に硬い盤面であるので、相手としてもこれをリソース残して返すのは非常に困難な話です

相手のリソースを削ることを優先とし、3ターン目のキルに繋げます


③対面デッキに合わせて適切な妨害を構えられる

相手のデッキタイプに合わせて妨害を選択できます

とにかく相手の初動の1枚目のカードを見れば、デッキタイプや展開デッキか罠デッキかをある程度推測できるので、《覇王眷竜クリアウィング》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》のどちらを立てていくべきか判断していきます

例えば、メインフェイズ開始時に《強欲で金満な壺》を発動された場合は、《強欲で金満な壺》を採用するデッキは罠デッキであり盤面を並べるデッキではなさそうという判断のもと、‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》で無効にします
そのチェーンで《水晶機巧-ハリファイバー》を《シューティング・ライザー・ドラゴン》に変え《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を立てていき、《時空のペンデュラムグラフ》と共に残り5枚のハンドの動きを抑えていく形になります

相手が展開デッキにしろ、相手のトップの《PSYフレームギア・γ》や《夢幻泡影》《禁じられた一滴》に気をつけながら早めに《水晶機巧-ハリファイバー》を《シューティング・ライザー・ドラゴン》に変えていつでもシンクロできるような構えをしていくことを推奨します
何かしらのドローソースで初手になかった《増殖するG》や、《灰流うらら》を食らう危険性を減らしていきたいです


余談:禁じられた一滴回避について



紹介した展開は相手に合わせた行動ができる優秀な盤面ですが、《禁じられた一滴》をモロに食らうと《時空のペンデュラムグラフ》しか妨害がなくなってしまうことになります

対《禁じられた一滴》への行動、打たせ方について今回書きます




例えば上記の盤面の場合、いつもであればトップの《無限泡影》や《‪PSYフレームギア・γ‬》をケアする為に、相手モンスターが出るまで待つか、相手のアクションに合わせて《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出すことにより《深淵に潜む者》の効果を通していくのですが、《禁じられた一滴》にはその動きは通じません

であれば、いかに妨害数を減らされずに《禁じられた一滴》を打たせるかになります
 

 

 


《禁じられた一滴》登場以降は、相手のメインフェイズ初動の解決後に《水晶機巧-ハリファイバー》の効果を使いコストで除外、そのチェーンで《深淵に潜む者》の効果を使っていくようにしています

これは、トップの《無限泡影》や《‪PSYフレームギア・γ‬》よりも、初手5枚+トップの中の《禁じられた一滴》をケアしていきたい考えで、そのタイミングで《深淵に潜む者》に対して《禁じられた一滴》を打たれても《水晶機巧-ハリファイバー》からのシンクロ8による妨害を残せます

特に相手のメインフェイズ初動に魔法を使用した場合、《深淵に潜む者》と‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の効果を消す為に、モンスターを含むカード2枚のハンドコストが必要になり、リソース的にもしんどくなる可能性が高いです
(モンスターを切らないと‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を無効にできません)


また、動画のようにチェーンの組み方で《アーティファクトーデスサイズ》を通していくことができます
リスク分散を徹底し、ギミックの中でメタカードを避けていけるのは大きいので、知識として覚えておきたいことですね

 

 

 

2. 《EMドクロバット・ジョーカー》準制限の影響



さて、一通り【魔術師】の基本展開を見ていただきましたが、いかがだったでしょうか

基本的には《EMペンデュラム・マジシャン》をペンデュラムしてから《EMドクロバット・ジョーカー》を持ってきて、《慧眼の魔術師》をサーチし、破壊情報が残した《慧眼の魔術師》を《アストログラフ・マジシャン》で繰り返しサーチし展開と妨害を作るのが理想的な動きとなります


使用した後の《慧眼の魔術師》をペンデュラムすると遊戯王のルール上、破壊されたという情報がリセットされる為、《アストログラフ・マジシャン》で対象に取ることができずサーチをすることができなくなります
よって、《EMドクロバット・ジョーカー》スタートの《慧眼の魔術師》サーチからペンデュラムする流れは、うまいこと考えて展開しなければ《慧眼の魔術師》の破壊情報を付与することができず《アストログラフ・マジシャン》で回収しにいけません

とはいえども、初動の安定とペンデュラム数の確保という役割は非常に大きく、初手に引けるか引けないかで手札の質は大きく変わります

さらに、《EMペンデュラム・マジシャン》で2回《EMドクロバット・ジョーカー》をサーチできるのは非常に大きく、ロングゲームを意識したゲーム展開の中で《EMドクロバット・ジョーカー》の2枚目は大きな役割を果たしてくれると思います


《EMドクロバット・ジョーカー》2枚目というのは新しい展開ができるようになったというわけではありませんが、初手のペンデュラムへの安定性が上がる為嬉しい改定でしたね

来期も【魔術師】でどんどん入賞目指します
それでは、また、どこかで


3.サンプルレシピ



メインデッキの多さは、サイドチェンジのしやすさや、7枚の誘発とペンデュラム以外の補助的な役割を持つカードの初手の割合を考えた多さとなります

多くのカードがサーチで繋がっており、特定の何かのカードを引かなければ成り立たないデッキではない為、枚数の多さは見た目ほど気になりません


2021.4月のサイドデッキは未公開ですが、過去記事でサイドチェンジ論について話しているので、【魔術師】におけるサイドチェンジについて知りたい方はこちらをご覧ください
 

 

 

遊戯王 第17回ネクストプレイ杯レポート 動画卓の思考を文章化

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みなさんこんにちは、ヒマワリです

今回は、5月5日に開催された『第17回ネクストプレイ杯』のレポート記事になります

 

 

 


結果的には5-2の2位で、優勝することができなくてめ~ちゃくちゃ悔しかったです
今回は珍しく動画卓が3回もありましたのでその内容を振り返るレポートにします



※動画掲載はネクストプレイに許可をとっております






予選4回戦:対召喚シャドール

 

 

 

最初に言っておきますが、久々の遠征でわりと緊張しており頭ふわっふわな1日でした

それに相まって久々の動画卓なので緊張は加速しております




《賤竜の魔術師》
《EM天空の魔術師》
《調弦の魔術師》
《増殖するG》
《増殖するG》



展開できねぇ…

リソースを削りながら《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》と《水晶機巧-ハリファイバー》を作り、《TG ワンダー・マジシャン》でスケールの《紫毒の魔術師》を割りつつ1妨害と《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》で1ドローする流れはできますが、確定のリソースがなくあまりにも勝ちが細い流れなので3ターン目に向けてリソースを確保して、《増殖するG》で牽制しながらリソースゲームに持っていくしかないと思いました

まぁ、60枚デッキなのでワンチャン下振れれば全然勝機は…



《隣の芝刈り》
 

 

 

《召喚師アレイスター》
 

 

 

《強欲で貪欲な壺》



さて、どのタイミングでサレンダーするのが動画映えするのかな

一連の流れで何故か得た情報としては、墓地に《原始生命態ニビル》がありながら、デッキにまだあるということは3枚入っている可能性があり、ケアできる時はしなければならなくなったということ
これが見聞色か

《増殖するG》で展開は牽制できたのですが、まさかの4伏エンド
前には《召喚獣メルカバー》《エルシャドール・ミドラーシュ》
絶望です




次のターン、《時空のペンデュラムグラフ》を獲得できたので、ワンチャンができるまで《賤竜の魔術師》でアドバンテージを確保しながら引きこもることに

《シャドール・ドラゴン》や《エルシャドール・アプカローネ》で《時空のペンデュラムグラフ》が機能しなくなることを祈りながら再び《増殖するG》にて牽制

2ターン目の時点で、相手プレイヤーの行動思考は把握できた為、このターン《増殖するG》のツッパはないと判断していました
なので、いかにライフを削り切られないか、ダメージステップの《紫毒の魔術師》をいかに強く見せるかが4ターン目の課題となりました

しっかりとライフ的に4ターン目を乗り切り、エンドフェイズで伏せカードと《影依の偽典》を破壊することに成功していますが、まだ2伏が残っているので安心はできません




場には《エルシャドール・ミドラーシュ》がいない為、スケールを貼った時点で《エルシャドール・ミドラーシュ》を出す何かを見れると思ったら案の定《エルシャドール・ミドラーシュ》が出てきました

あと再び見聞色が発動し《激流葬》自慢されたので、このターンで押し切ることが不可となり、いかに《激流葬》をくらわない枚数でペンデュラムを行い、リソースを確保し次のターンに繋げるかが5ターン目の課題となりました




《EM天空の魔術師》を使いながらリソース確保に努め、次の相手のターンの行動を読み、7ターン目の攻める手数のことを考えた結果2枚ペンデュラムの召喚権で1セットという結論になりました

《EM天空の魔術師》で《アストログラフ・マジシャン》を回収すればライフカットができる、という思考をしたのはもちろんですが、


①3ターン目の《エルシャドール・ミドラーシュ》の効果を理解していなかった・忘れていたこと
②《増殖するG》の上からワンキルできるのにしなかった安定行動
③僕のライフが2000以下であり、手札に《召喚師アレイスター》があること


の上記の情報から読める次の相手の行動は「《召喚獣プルガトリオ》を出してそのまま殴る」というものです

枚数を増やしてペンデュラムすれば別択をとられる可能性があり、《激流葬》をくらう可能性も高まります
壁として出したモンスターは次のターンの攻め手に使えず、リソースが枯れてしまいます


ある意味、ここまで考えたらその択しかなくなり、その択でないと結局負けになるわけですね





結果的には読み通りで最低限のリソース損害且つライフカットができました


ただ、僕自身重大なミスをしており、今後反省しなければならないことがありました
それは、《エルシャドール・ミドラーシュ》を《時空のペンデュラムグラフ》で対象に取り続けたことです

基本的に《エルシャドール・ミドラーシュ》を《時空のペンデュラムグラフ》で対象に取りたい理由は、墓地に送りたいカード(本当に除去したいカード)を発動時に悟られないことなのですが、今回は見えてる範囲で除去したいカードに対して思考する択がなく、普通に除去したいカードを対象にとればいい話でした

今回墓地に《影光の聖選士》があることを見落としており、《時空のペンデュラムグラフ》のチェーンで使われて《エルシャドール・ミドラーシュ》が裏になったらそのまま破壊され、シャドールカードを回収されるどころか《召喚獣プルガトリオ》で死んでましたね

見えてる範囲で裏目がない場合は除去したいカードを対象にとる、というのを心がけます




相手の伏せカードがさらに追加され、押さえ込むのも限界に達していた時に神の魔法カードを引きました

全て公開情報となり、《エルシャドール・ミドラーシュ》も《時空のペンデュラムグラフ》で除去できるので怖いものもなくなったのですが…




ワンキルしてないんですよね…
冷静に考えたら、《EMオッドアイズ・シンクロン》でシンクロする前に《水晶機巧-ハリファイバー》と《灰流うらら》で《トロイメア・ユニコーン》を作り、その上で《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出して《水晶機巧-ハリファイバー》を装備すれば8450でワンキルなんです

《EMオッドアイズ・シンクロン》でシンクロする時明らかに挙動不振なんですけど、シンクロって言った瞬間に気が付きましたね

また、テンパって《爆竜剣士イグニスターP》で《竜剣士ラスターP》を出して《灰流うらら》とで《ブルートエンフォーサー》を出すことでワンキルへの道を修正できたのにしてませんね


正直、‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を出して蓋することしか考えてなかったのが問題でしたね

まぁ結果蓋して勝ちだったんですけれど
♯でも勝った




2本目はうんまぁって感じです
解説はいらないと思います
1本目の強ハンの反動がきたんだと思います




トナメ1回戦:対セフィラ

 

 


《アストログラフ・マジシャン》
《EMペンデュラム・マジシャン》
《EMペンデュラム・マジシャン》
《デュエリスト・アドベント》
《増殖するG》



上スケールは《デュエリスト・アドベント》頼りか、止められたら《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》から《慧眼の魔術師》手札に加えて1ドローガチャしかないという感じですね

とりあえず最大値とるにも誘発見るにも《アストログラフ・マジシャン》スタートは変わりないので、起動するとチェーンなし
反応でだいたいわかるんですけど、《灰流うらら》は無さそうでした

次の課題の《PSYフレームギア・γ》ですが、《デュエリスト・アドベント》で《星霜のペンデュラムグラフ》をサーチし、ペンデュラム前《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》成立させれば《PSYフレームギア・γ》を確認でき、あったとしても上下スケールと《EMペンデュラム・マジシャン》のペンデュラムが約束される且つ《時空のペンデュラムグラフ》と魔術師カードも手に入るので、落とし所としては十分に思います
効果無効系ならリンク先が残るので展開は伸びますね



結果まぁ誘発なかったので基本の最終盤面へ

《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の1ドローでなんでもいいから闇ペンデュラムモンスターを引けていれば《灰流うらら》もデッキからサーチするパターン入れたんですが、引けなくて残念

スケールを重点的に除去する流れにして1本目勝ち






《アストログラフ・マジシャン》
《覇王眷竜ダークヴルム》
《覇王門零》
《竜剣士ラスターP》
《増殖するG》



ADSでカットしない設定にしてそのままドローしちゃいました?

ドラゴンセットってハンドなので、《増殖するG》に祈りを込めるしかないですね


結果的には《増殖するG》は通ったのですが、スケール揃ったタイミングで打たなかったのは《竜星の九支》よりも《セフィラの神撃》の方が魔術師としては破壊情報も残り乗り越えやすいからです

つまり、《セフィラの神意》をサーチしてもらう必要があり、ペンデュラム後まで《増殖するG》を待った形ですね

さらにいうと手札状態が悪く、なるべく2ドローしたいので、《水晶機巧-ハリファイバー》を消費した後に出てくる《幻獣機アウローラドン》のトークンを出す効果まで待ちたかったのですが、《魔導獣 キングジャッカル》も出てしまったのでやむなく即打ちしてます




元々確殺ルートでしたが、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の1ドローで魔術師モンスターを引いたので、色んなパターンでライフを取り切ることができるようになりました

その時、ふと思い出したのが3年前のレイピーCS…
決勝で対セフィラ戦で決めたあれをやろうと思いました




あの時と一緒だな…



やっぱりバカの一つ覚えナノーネ




ストレートで勝ち



決勝:対電脳堺

 

 


世界一やりたくない対面でしたが、先攻とれてふぃー耐え



《賤竜の魔術師》
《虹彩の魔術師》‪
《紫毒の魔術師》
《時空のペンデュラムグラフ》
《増殖するG》



「魔術師側が事故ってしまうんですね~」って言われるやつや

とりあえず絶望的だけどスケール貼って《増殖するG》だけでも使わせないとマジで未来がないのでスケール貼りましたけど何もなくだいたい1伏せ終了…



死んだかと思いきや、時空で止まるくらいのハンドでとりあえず耐えました

《灰流うらら》も使わせないと未来もないので《時空のペンデュラムグラフ》の対象を《虹彩の魔術師》にして破壊時の効果使用したら使ってくれました
この段階でかなり渋めのハンドというのは察することができ、残りのハンドも《墓穴な指名者》系だと読めますね

とはいえども、こちらは《増殖するG》をなんとしても通したいのに《墓穴の指名者》系がある現状はやばいですね


3ターン目、《デュエリスト・アドベント》を引き、《灰流うらら》を使わせた意味が出てきましたが《デュエリスト・アドベント》ではワンキルができません

相手の《増殖するG》も怖いので、なるべく最短アクションでリソース拡げて《時空のペンデュラムグラフ》と《紫毒の魔術師》でもう1ターン耐える方向で行きましたが、しっかりと貫通できるカードを引かれ負け





《EMペンデュラム・マジシャン》
《EMドクロバット・ジョーカー》
《EMオッドアイズ・シンクロン》
《EM天空の魔術師》
《紫毒の魔術師》


突然のEM祭り
展開はできるが《原始生命態ニビル》はケア不可

最初の《虹彩の魔術師》のサーチ先を悩みましたが、《星霜のペンデュラムグラフ》に
これは魔術師カードにタッチしないと話にならないのと、《時空のペンデュラムグラフ》を加えても、《原始生命態ニビル》を打たれたら「即負け」が「ゆっくりと負け」になるだけなので、勝つためにはニビル無視しかないのです

目の前の妨害数より、勝つためのアドバンテージ優先が基本なので

《EMオッドアイズ・シンクロン》でEMをチューナー化するタイミングがありましたが、これも最終的に妨害よりも3ターン目のリソース優先が重要と判断した為《水晶機巧-ハリファイバー》の展開にはいってません


そもそも《時空のペンデュラムグラフ》と‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の2枚を使わせるのにハンド2枚は必要で、残りの4枚でそれらのカードも除去していく展開にしなければならないので、リソース蓄えて3ターン目でゲームが決まる返しにするのが1番良いです

《EM天空の魔術師》のサーチ先は、通常召喚・ペンデュラム以外の攻め手である《クロノグラフ・マジシャン》に

 

 

ちなみに、《紫毒の魔術師》を余分にスケールに張ったのは、戦闘で倒せないモンスターを《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》と《アストログラフ・マジシャン》の2体用意しておきたかったからです

あるだけで効果によって破壊して突破する必要が出てくるので、展開の択を狭める目的で張りました







しっかりと《ブルートエンフォーサー》君が犠牲になり《天霆號アーゼウス》の素材を取り切りました

《天霆號アーゼウス》自体はそのターンには突破できませんが、《灰流うらら》もあるのでリソース確保に勤しみ、次のターン《調弦の魔術師》でシンクロ体作ってゲームエンドまで見えました

《強欲で貪欲な壺》の飛びがまぁまぁやばそうだったので耐え





3本目

 


わかるな?

 

 

 

 

 

 

 

さいごに

 

さて、ここまで読んで頂きありがとうございました

珍しく動画卓が3つもあったので、解説込みの思考の文章化に挑戦してみました

 

ネクストプレイ杯は以前から出たかったCSで、優勝できなかったのはめ~ちゃくちゃ悔しかったのですが、楽しかったのでよかったです

 

次は優勝できるよう、また努力します

 

それでは、また、どこかで

遊戯王 2021.7月制限魔術師について / ネクストプレイ杯 動画卓の思考を文章化

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こんにちは、ヒマワリです

今回の記事は、前置きで魔術師に関する基礎知識と、7月10日に開催された「第32回ネクストプレイ杯」の動画卓(4回)の対戦中の思考を文章化したレポートを書きます

魔術師に関する基礎知識は、以前より何回も話している内容ですので、初見以外は「1」の部分は飛ばして見て頂ければと思います


0.今期の【魔術師】について

 

 

 

 


2021.7月環境の個人CSにおいて、上記構築にて半月で3度入賞を果たしております

新弾で環境は変わりそうですが、今期もプレイ面での調整で勝てそうな感じはしますね

魔術師の展開や考え方は続く「1」にて書きます




1.展開パターン

 

 


構築や手札によって展開方法は変わりますが、基本的にはこの盤面と3ターン目のリソース確保を目指します

 

 

 



◆モンスターゾーン
《水晶機巧-ハリファイバー》
《アストログラフ・マジシャン》
‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》


◆魔法罠ゾーン
《星霜のペンデュラムグラフ》
《時空のペンデュラムグラフ》
《紫毒の魔術師》


◆手札
《慧眼の魔術師》
《賤竜の魔術師》

などを複数含む3ターン目のリソース数枚



‪これが、基本的な展開例になります。《賤竜の魔術師》で制限カードの《虹彩の魔術師》を使いまわし、《星霜のペンデュラムグラフ》と《時空のペンデュラムグラフ》どちらも獲得しながらリソースをかき集め、3ターン目の勝ちを強く意識した形です‬

 


《水晶機巧-ハリファイバー》
《アストログラフ・マジシャン》


‪《水晶機巧-ハリファイバー》で《シューティング・ライザー・ドラゴン》を出してレベル6モンスターを墓地に送り、《アストログラフ・マジシャン》とシンクロ召喚➡︎《覇王眷竜クリアウィング》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出していきます‬

《覇王眷竜クリアウィング》を出すと相手の表側のモンスターをすべて破壊できます
相手の展開途中で出すと、すべての表側のモンスターが破壊されるわけですから相手にとっては大きな痛手になることは間違いないでしょう

また、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》も出すことができ、なんでも1枚無効にできますので、状況に合わせてそちらを出すこともできます

ちなみに、《シューティング・ライザー・ドラゴン》でデッキから墓地に落とすカードを《クロノグラフ・マジシャン》にしておくと、次のターン《黒牙の魔術師》で蘇生できるので無駄がないです




‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》

さらに横に‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》がいるので魔法無効ができます
どのデッキでも魔法カードはよく使い、《ハーピィの羽根帚》や《強欲で金満な壺》など、強力な効果のカードが多いのでそれを止めれる安心感がありますね

また、エクシーズ素材を取り除き、攻撃対象を自身に変えることができます
‬‪《水晶機巧-ハリファイバー》への攻撃を守れ、【十二獣】の《十二獣ワイルドボウ》や、【オルターガイスト】の《オルターガイスト・メリュシーク》、【閃刀姫】の《閃刀姫-ハヤテ》の直接攻撃をこのモンスターに変えることもできます

 

どれも攻撃をまともに通したくないものばかりで、攻撃誘導も非常に役に立ちます




《星霜のペンデュラムグラフ》
《時空のペンデュラムグラフ》
《紫毒の魔術師》



‪モンスターの妨害以外にも、罠としてフリーチェーンで相手の動きに合わせて妨害ができます‬
《時空のペンデュラムグラフ》で破壊する対象を《紫毒の魔術師》にすれば、《紫毒の魔術師》の効果で追加でもう1枚破壊を行うことができます

また、《星霜のペンデュラムグラフ》もあるので、《時空のペンデュラムグラフ》で魔術師カードを破壊した後、さらに新たな魔術師カードをサーチすることができます
チューナーへアクセスできず《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が場にいる状態で、スケールの魔術師カードを破壊した場合は、さらに1ドローすることができます

妨害しながら次のターン用のカードも用意する形を作れるのは3ターン目の展開に繋がるのでかなり良いですね
 

 

 

 


上記の展開パターンにプラスして1体モンスターを増やせるのであれば、《水晶機巧-ハリファイバー》で出した《灰流うらら》を破壊し、破壊情報を与え《アストログラフ・マジシャン》で回収することができます

ペンデュラム前に《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を成立できるパターンであれば高確率ででき、狙っていきたいパターンですね
 

 

 


また、《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》をペンデュラム前に成立できるパターンとして《深淵に潜む者》を出すパターンもあります

《調弦の魔術師》が絡むパターンだと《天空の魔術師》をエクシーズ素材にして墓地に送り《黒牙の魔術師》で蘇生させ効果を使っていくこともできます




このように相手に合わせた妨害を構築でき、次のターンのリソースを集め、堅実に勝ちを目指していきます

魔術師デッキは多くのカードが規制されていますが、枚数が減っただけでやれることは然程全盛期と変わりません



僕がこの盤面を基本展開として推して常にご紹介させて頂いているのにはいくつか理由があります


①妨害を構えつつリソースを拡げられること

《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》とそれを効果コピーした《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》と、《アストログラフ・マジシャン》を使い、割ってリソース回収を繰り返すことにより盤面とリソースを増やしていきます

ここに余分な展開を増やすと本来得られたはずのリソースを削る必要が出てきたり、何かしらの支障が出てしまうことがあります

・全体破壊か1発動無効


・魔法効果無効


・好きなタイミングでの2破壊

これだけあれば十分であるという考えです
さらにいうと、もちろん返されないのが一番良いのですが、実際相手のリソースを大幅に削れるのであればこの盤面を返されても良いとも考えています

その為の手札リソースの確保になります
他の展開系にはない強みとして、1ターン目に先行展開しながら整えた手札リソースにより3ターン目の動きがかなりしやすいことがあります

【魔術師】は展開デッキでもありますがリソースデッキなので、展開極振りにしてリソースを減らす必要がないという考えです

 

②そもそも返されにくい盤面

先程返されても良いと書いていますが、そもそも非常に硬い盤面であるので、相手としてもこれをリソース残して返すのは非常に困難な話です

相手のリソースを削ることを優先とし、3ターン目のキルに繋げます


③対面デッキに合わせて適切な妨害を構えられる

相手のデッキタイプに合わせて妨害を選択できます

とにかく相手の初動の1枚目のカードを見れば、デッキタイプや展開デッキか罠デッキかをある程度推測できるので、《覇王眷竜クリアウィング》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》のどちらを立てていくべきか判断していきます

例えば、メインフェイズ開始時に《強欲で金満な壺》を発動された場合は、《強欲で金満な壺》を採用するデッキは罠デッキであり盤面を並べるデッキではなさそうという判断のもと、‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》で無効にします
そのチェーンで《水晶機巧-ハリファイバー》を《シューティング・ライザー・ドラゴン》に変え《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を立てていき、《時空のペンデュラムグラフ》と共に残り5枚のハンドの動きを抑えていく形になります

相手が展開デッキにしろ、相手のトップの《PSYフレームギア・γ》や《夢幻泡影》《禁じられた一滴》に気をつけながら早めに《水晶機巧-ハリファイバー》を《シューティング・ライザー・ドラゴン》に変えていつでもシンクロできるような構えをしていくことを推奨します
何かしらのドローソースで初手になかった《増殖するG》や、《灰流うらら》を食らう危険性を減らしていきたいです


余談:禁じられた一滴回避について



紹介した展開は相手に合わせた行動ができる優秀な盤面ですが、《禁じられた一滴》をモロに食らうと《時空のペンデュラムグラフ》しか妨害がなくなってしまうことになります

対《禁じられた一滴》への行動、打たせ方について今回書きます




例えば上記の盤面の場合、いつもであればトップの《無限泡影》や《‪PSYフレームギア・γ‬》をケアする為に、相手モンスターが出るまで待つか、相手のアクションに合わせて《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出すことにより《深淵に潜む者》の効果を通していくのですが、《禁じられた一滴》にはその動きは通じません

であれば、いかに妨害数を減らされずに《禁じられた一滴》を打たせるかになります
 

 

 


《禁じられた一滴》登場以降は、相手のメインフェイズ初動の解決後に《水晶機巧-ハリファイバー》の効果を使いコストで除外、そのチェーンで《深淵に潜む者》の効果を使っていくようにしています

これは、トップの《無限泡影》や《‪PSYフレームギア・γ‬》よりも、初手5枚+トップの中の《禁じられた一滴》をケアしていきたい考えで、そのタイミングで《深淵に潜む者》に対して《禁じられた一滴》を打たれても《水晶機巧-ハリファイバー》からのシンクロ8による妨害を残せます

特に相手のメインフェイズ初動に魔法を使用した場合、《深淵に潜む者》と‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の効果を消す為に、モンスターを含むカード2枚のハンドコストが必要になり、リソース的にもしんどくなる可能性が高いです
(モンスターを切らないと‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を無効にできません)


また、動画のようにチェーンの組み方で《アーティファクトーデスサイズ》を通していくことができます
リスク分散を徹底し、ギミックの中でメタカードを避けていけるのは大きいので、知識として覚えておきたいことですね

 

 

 

 

2.ネクストプレイ杯対戦レポート

 

 


結果的には7-1優勝で、前回参加した際は2位で終わってしまった為今回の優勝はとても嬉しい結果でした

今回の動画卓は、

予選1【サンダー・ドラゴン】
予選5【電脳堺】
トナメ2【幻影】
トナメ3【真竜】


以上の4回でした
対戦順に振り返っていきます



予選1【サンダー・ドラゴン】

 

 


さっそく明確な苦手対面との対戦です

まず最初に苦手としている理由ですが、これは分かりやすく《超雷龍-サンダー・ドラゴン》がキツイという話です

デッキ構築の前提として、多少デッキ枚数が多くなる(誘発を多めに採用する)が、サーチカードで繋がっている為問題なく回るというものがあるのに、サーチできないとなると…、ということです

さらに《超雷龍-サンダー・ドラゴン》は破壊耐性があるので、《紫毒の魔術師》などで破壊できず後攻からの突破手段が限られてきます

極め付けはサイドカードにあります
前期であれば【十二獣】対策の《精神操作》などが合わせて刺さりますが、今期は採用していない為《ライトニング・ストーム》や《拮抗勝負》などざっくりとしか効かないカードしかないのも絶望ポイントですね


そういうわけなので、なんとしても先攻はとりたいところですが、無事後攻スタートです


1本目



カードを1枚伏せ、《闇の誘惑》を発動
この時点でいくつかの考察ができます

①闇がなく、引き次第の誘惑
②闇はあるが、展開に繋がらないカードであり《灰流うらら》を打たせておく誘惑

この2パターンになるわけですが、どちらにしろ展開が止まる可能性は非常に高い為《灰流うらら》を発動
そのままターンが返ってきます


バックはほぼ透けており、《闇の誘惑》で全ハンデスになるリスクがあるなら《雷龍融合》を伏せる意味はなく、対面が【魔術師】だと分かっているなら《無限泡影》は端に伏せるはず
となるとほぼ《バージェストマ・ディノミスクス》と読めますね




返しのターン、とりあえず《バージェストマ・ディノミスクス》をケアしながら動く必要があるのですが、手札誘発も気にしておく必要があるので、誘発の的になりつつ手札的にも誘発くらっても貫通できる《EMドクロバット・ジョーカー》からスタート
《灰流うらら》を貰います

あとは展開しつつ、《時空のペンデュラムグラフ》を加えていきたいのですが、《バージェストマ・ディノミスクス》の対象になってもらうカードを用意する必要があります

この段階で《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を犠牲にしていくのは確定したのですが、《クロノグラフ・マジシャン》のスケール効果に対して《増殖するG》をもらいます
相手的には《闇の誘惑》で《灰流うらら》を消費させておく思惑が当たったというところでしょうか

このまま《時読みの魔術師》をスケールに貼り、《星霜のペンデュラムグラフ》を貼りつつ《虹彩の魔術師》もスケールに貼ってスケール効果を使っていくのもありですが、《バージェストマ・ディノミスクス》で《虹彩の魔術師》の対象が消えた場合、相手の手札を0にすることはできますが8-8スケールになって闇魔法使いを召喚しないと解除できないことになりますのでそれは避けたいところですす

《増殖するG》が適用されてるとはいえ、《バージェストマ・ディノミスクス》には手札コストが必要で、ある程度動いてもリソース面では問題ないということと、もし《バージェストマ・ディノミスクス》でなかった場合はそのままライフを取り切ることができる為、こちらのリソース維持を重視して動くことに



《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を使用する前に《バージェストマ・ディノミスクス》をもらいました

相手としては3枚ドローですが、実質《増殖するG》と手札コストで-2の為、+1で《時空のペンデュラムグラフ》を構えれました

《星霜のペンデュラムグラフ》もあるのでリソース面は維持できる且つ《増殖するG》と《慧眼の魔術師》が手札にあるので、《時空のペンデュラムグラフ》の打ち方を誤らなければ次のターンキルまで狙いにいけます




《増殖するG》が適用された為、《雷劫龍-サンダー・ドラゴン》だけでバトルフェイズに入りました
これには《時空のペンデュラムグラフ》を打ちバトルフェイズを消費させることができました

時にそのあと動いてくることがなかったので、念のため《原始生命態ニビル》はケアして4体出してそのまま殴って勝ち


2本目



《サンダー・ドラゴン》スタートでしたが1枚しか加えずそのまま《孤高除獣》スタートだったのでこれは《サンダー・ドラゴン》被りだと判断できます

《エフェクト・ヴェーラー》を打ち、動きが止まり1伏せして終了

ただこちらも有効な展開札がなく、《拮抗勝負》スタートのメイン2で《ライトニング・ストーム》で盤面を荒らし《水晶機巧-ハリファイバー》を出しますが、こちらも《エフェクト・ヴェーラー》をくらいターンを渡します

通常【魔術師】における、この状態の《水晶機巧-ハリファイバー》にもらう《エフェクト・ヴェーラー》は嬉しいのですが、こちらもカードが全然ない為結果的には有効な1枚になってしまいました

ただ、これで手札は残り1枚となり、十中八九使えない状態の《サンダー・ドラゴン》の為、ゲーム的には依然と優勢かと思います




次ターンは特になにもなく、その次のターンにモンスターがセットされた為、《雷源龍-サンダー・ドラゴン》読みで《瑚之龍》に変身して突破

次ターンに《EMドクロバット・ジョーカー》を引いて思考後召喚するのですが、《灰流うらら》で止められます

《竜剣士ラスターP》から入ってワンチャンここに《灰流うらら》を当ててもらうことも考えましたが、そもそも上スケールしかない《竜剣士ラスターP》の効果に《灰流うらら》をもらうことができるのかあまりにも不確定で(下スケールあるならそのままペンデュラムすれば良い話であるし)、通った上で《EMドクロバット・ジョーカー》に《灰流うらら》をもらうと《竜剣士ラスターP》がスケールに固定された状態でゲームを進める必要があるり、長く先を見た場合よろしくないという判断でした




均衡が崩れたのが《闇の誘惑》に《灰流うらら》を打って《PSYフレームギア・γ》をもらうシーン

これに関してはもう仕方がないと思います
《闇の誘惑》発動時に闇を持っていなかったにしろ、引いて強い闇があまりにもデッキに残っている且つ、止まればそのまた勝ちまで見えていて先攻選択からの《PSYフレームギア・γ》残しは意識外だったのもあります

《闇の誘惑》の引きは弱く《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》からの《雷神龍-サンダー・ドラゴン》で止まりましたが、《雷龍融合》が墓地に落ちたので猶予がなくなりました




トップは2枚目の《黒牙の魔術師》で、依然としたスケールが来てくれません

ただ、この場合は「闇属性魔法使い族」であればなんでもよく、《瑚之龍》で捨てて《竜剣士ラスターP》でスケールの《黒牙の魔術師》を割り蘇生
そのまま回収した《黒牙の魔術師》を召喚し《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を出して《トロイメア・ユニコーン》を使ってバウンスすればワンキルなのです

さらに、《雷源龍-サンダー・ドラゴン》は墓地に1枚デッキに1枚あり確定で手札になく、《雷電龍-サンダー・ドラゴン》もない状況(あったら《闇の誘惑》で除外している)でしたが、2枚目の《灰流うらら》をくらってしまいます

ここで諦めているのですが、冷静にまだまだチャンスがありました
それは、スケールの《黒牙の魔術師》の効果を使い自身を破壊し墓地の《黒牙の魔術師》を蘇生
《ブルートエンフォーサー》を作り《瑚之龍》の効果でドローし、下スケールだったら上記と同じようなことができました

確定の話ではないですが、これをサイドチェンジ中に気がつきめちゃくちゃ萎えてしまいました
明らかに《灰流うらら》直撃で視野が狭くなってしまっていた為、反省です


3本目



比較的良いハンドです

《アーティファクト-デスサイズ》の素引きが気になりますが、《覇王門零》が《瑚之龍》というチューナーに化けるので、《水晶機巧-ハリファイバー》から《TG ワンダー・マジシャン》に化ければ使えるようになります

ただ、ペンデュラム後に《増殖するG》をもらい、《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》成立に《エフェクト・ヴェーラー》、《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》に《幽鬼うさぎ》をもらい展開が完全停止してしまいます

ただ、セットした《アーティファクト-デスサイズ》をバック破壊系か《トロイメア・フェニックス》で破壊してくれればワンチャンあったのですが、されずにそのまま負け

《輝白竜 ワイバースター》スタートだったので、《トロイメア・フェニックス》スタートの可能性ワンチャンあると思ったのですが…



ある程度読めたゲームだったのに、2本目のワンチャンに気づけなかったのは本当によくないと思います



予選5【電脳堺】

 

 


次の動画は、宇宙一不利対面の【電脳堺】です

まず、何が苦手かというと、どのデッキでも言えることですが《真竜皇V.F.D.》が無理すぎます

また、《電脳堺門-朱雀》や展開途中に《瑚之龍》や《飢鰐竜アーケティス》が成立すると《時空のペンデュラムグラフ》をガメでいても破壊されてしまいますし、初動で当てると貫通されたりと…
こちらの妨害のギミックと相性が悪く、終いには《天霆號アーゼウス》も出てくる始末です

まぁそんなこんなで先攻は最低限欲しいところですが、現実は後攻です



1本目



構築の強みが出てしっかりと《増殖するG》と《灰流うらら》を握れています

【魔術師】における、【電脳堺】の《灰流うらら》ポイントは、《強欲で貪欲な壺》がきたら手数を抑える為に即打ちにはなりますが基本的には《電脳堺媛-瑞々》です
ここに当てるのが1番展開を抑えられますし、《電脳堺門-朱雀》を構えられなくなったりと、リターンが1番大きいです

1番ベストなのは動画内のような《電脳堺門-青龍》のサーチを使用した後です
【魔術師】対面でそこまで通った場合は誘発はもうないだろうの判断で「指名者」系統のカードを捨ててくれる可能性はあります
置いておいても【魔術師】には打てるタイミングが限られすぎていますしね


《増殖するG》は《灰流うらら》で弾かれますが、《スターダスト・チャージ・ウォリアー》のドローが弱かった為そのままターンが返ってきます
ただ、《電脳堺門-朱雀》と思われるカードを伏せられたので、それは最大限警戒していく必要ができました




こちらの手札は4枚で、《電脳堺門-朱雀》の当たりどころが悪ければ即ターンエンドもあり得ます

ですので、こちらのハンドが弱いところを見せながら1番簡単なところで《電脳堺門-朱雀》を消費してもらう必要があります


《天空の魔術師》を出して《虹彩の魔術師》のスケール効果からスタートしました
このスタートは必ずしも正しいわけではないのですが、状況として

① 《電脳堺門-朱雀》かがまず未判明である
②僕は初対面だが、【魔術師】使用の知り合いと前日通話していた前情報がある

この2つがあったのですが、特に意識したのは②の部分で、知り合いがいるのであれば、《虹彩の魔術師》の効果処理の段階で対象が消えれば破壊できないことを知っていてもおかしくはなく、明らかに弱そうなスタートの為そこに打ってくれるのではないかという期待もありました

そこに打ってもらえれば、《虹彩の魔術師》は破壊されないので安定したスタートが迎えられます
なかったとしても《星霜のペンデュラムグラフ》から展開可能です

結果的には打ってくれた為、安定したスタートができました
ただ、僕もやりながらこのパターンに入るといい感じに展開できるのでは?と感じていたにも関わらず、途中で安定思考に陥った為無難な展開にしてしまっていました

本来であれば、ペンデュラム後に《アストログラフ・マジシャン》のスケール効果を使い《星読みの魔術師》を特殊し、《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を出してから《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を出してから《虹彩の魔術師》を割り《アストログラフ・マジシャン》を回収して出す(サーチ先はなし)
《虹彩の魔術師》で《星霜のペンデュラムグラフ》をサーチし、《アストログラフ・マジシャン》と《紫毒の魔術師》で《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》を作る際に《星霜のペンデュラムグラフ》で《紫毒の魔術師》を回収して《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》コピーからの破壊の展開で1800+2800+2500+《紫毒の魔術師》のパンプ1200でライフ取れていました…

感覚的にはいけそうだったのに脳内ストップしてしまったのがかなり勿体無いなと思います

ただ《時空のペンデュラムグラフ》が重すぎて勝ち


2本目



《真竜皇V.F.D.》が成立してしまうわけですが、墓地にリソースはなく、《電脳堺門-朱雀》もないのでかなりチャンスがある展開です

トップで引けた《幽鬼うさぎ》は《墓穴な指名者》で弾かれるものの、温存していた《灰流うらら》を次の「電脳堺」モンスターに当てたらまだいけるなと思っていたら《抹殺の指名者》で弾かれます
さらに《天霆號アーゼウス》も成立しますが、手札には《紫毒の魔術師》がおり《真竜皇V.F.D.》が攻撃表示でいるので、トップで下スケールを引ければ自爆特攻で《天霆號アーゼウス》を使わせ、ペンデュラムから《深淵に潜む者》を出し1ターン耐え、そこから次ターンペンデュラムモンスター引ければスケールの《黒牙の魔術師》を絡めながら展開できるシナリオを作るも作りましたが下スケール引かなくて負け

悲しい


3本目



《EMペンデュラム・マジシャン》のみ出せる手札で、最低限の展開とリソース確保に成功

この展開は4回で収まるため、実質《原始生命態ニビル》ケアになっています

また、手札に《アーティファクトの神智》と《増殖するG》もあり、《EMペンデュラム・マジシャン》が通ってリソースを拡げられればかなり受けのいいハンドですね




《ライトニング・ストーム》が当たって4枚飛ぶものの、リソース確保しつつ《アーティファクトの神智》を通すことに成功

《アーティファクトの神智》で《アーティファクト-デスサイズ》を破壊しているのは、6枚目の《PSYフレームギア・γ》をケアするためです
このタイミングでゆっくりとチェーン組んでますが、これは《PSYフレームギア・γ》があるかどうか雰囲気を確認してますね
これにより、《増殖するG》の発動タイミングをある程度決定できます

《PSYフレームギア・γ》はなさそうだったので《電脳堺麟-麟々》に《増殖するG》即打ち
《電脳堺麟-麟々》スタートが強くて、こいつは《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》と攻撃力が同じなので相打ちされるモンスターですが。守備表示で出て《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が生存
ちなみに、次ターン《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が生き残ることにより、楽にゲーム取れましたが、生き残らなくても《原始生命態ニビル》を無視して勝ち確盤面まで行けます
それは後述




ターンが返ってきたので、《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を囮に《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》をコピーした《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》を通しゲームエンドまで

闇ペンデュラムモンスターをセットしてリリースして《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》を出すのは、《原始生命態ニビル》カウントされないからです

 

 

ちなみに、前のターンに《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が破壊されてた場合は、闇ペンデュラムモンスターをセットから《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》を出して妨害をもらい、ペンデュラムで2体出して《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》を出せばカウント4回でケアしながら相手手札2枚の状況にできます
さらに、《アーティファクト-デスサイズ》がデッキに帰るので、手札の2枚目の《アーティファクトの神智》が使えるようになるわけですね


トナメ2【幻影】

 

 


対【幻影】のポイントとしては、やはり成立したら《時空のペンデュラムグラフ》が破壊される、若しくは意味のなくなる《幻影騎士団ブレイクソード》をいかにいなすかと、《天霆號アーゼウス》の成立を何としてでも止めるところです

《深淵に潜む者》がやはりかなり強く当たれるので、《時空のペンデュラムグラフ》+《深淵に潜む者》の布陣は最低限立てたいところです


1本目



先攻をとれて、完全に展開ハンドだったのと、メインは《原始生命態ニビル》無視と決めているのでハンドでの最大展開へ

展開中に《深淵に潜む者》の素材を切って《黒牙の魔術師》で蘇生することにより、実質《深淵に潜む者》がレベル4モンスター1体消費で出せます





モンスターが2体並んだところで《水晶機巧-ハリファイバー》の効果を起動し、そのチェーンで《深淵に潜む者》の効果を起動
これにより、《禁じられた一滴》へのリスク分散ができ、シンクロ8の流れを通すことができます

ちなみに、《水晶機巧-ハリファイバー》の効果を使用できないスタンバイフェイズなどに撃たれた場合でも、罠を捨てなかったら一度《時空のペンデュラムグラフ》を表にすることで罠なチェーンを作り、そのチェーンで《深淵に潜む者》の効果を使っていけます

これは《冥王結界波》に対しても同じことができ、特別なカードを使用せずともメインギミックだけでこれらのカードをケアしていけます


2本目



相手が展開ミスるも、素引きの《幻影霧剣》が強すぎて展開できず
ただ、《増殖するG》2枚目にて相手がストップしてくれたので次のターンブンブン展開へ

《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の効果が通った時はホンマか?ってなりましたが、ありがたく展開

ちなみに、バトル後即《深淵に潜む者》を立てず《水晶機巧-ハリファイバー》を先に立てたかというと、ワンチャン《深淵に潜む者》成立前に《幻影霧剣》で《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》を蘇生→それに誘発して《幻影騎士団ティアースケイル》を蘇生→それに誘発して《電脳堺姫-娘々》蘇生されたら《深淵に潜む者》ではなく《覇王眷竜クリアウィング》で一掃除外するつもりだったからです



トナメ3【真竜】

 

 


最近はあまりやりませんが、まぁ罠デッキの為【エルドリッチ】と同じサイドカードが使えます

リソース勝負とワンキルどちらの択も取りやすい為、ハンドと状況次第でこちら側の動きがかなり変わる感じですね


1本目



圧倒的《ハーピィの羽根帚》ゲー

とは言いつつも、《真竜皇の復活》からの真竜モンスターアドバンスで、こちらのモンスターを破壊される可能性を考慮し、スケールを確保しつつ《EMオッドアイズ・シンクロン》からの《爆竜剣士イグニスターP》でしっかりと見て、後はグルグル回してワンキルの為相手サレンダー


2本目



圧倒的《レッド・リブート》ゲー

《真竜の黙示録》を初動で使わせたので後は怖いものなしなのですが、相手が誤って《真竜の黙示録》の効果を2回使ってしまった為、僕の頭の中がバグりました

2回使ってしまったのは誰も気づいてなくて、これに関してはしかたないと思います

《トロイメア・ユニコーン》を使ってスケールを剥ぎ取り、《紫毒の魔術師》2枚を使ってワンキル


2本とも圧倒的理不尽ゲーに見えますが、細かな詰めを怠らずしっかりと勝ちをもぎ取れました



3.さいごに

ここまで読んで頂きありがとうございました

 

 


前回の雪辱をしっかりとはらせて優勝できました

魔術師は同じ手札でも色々なケアを考えて違う展開にしていけることが強みなのですが、無数にありすぎて正解択を見つけるのが難しいデッキです

今回のレポートを通して、どのような考えでやっていたのかを少しでも共有できれば幸いです

それでは、また、どこかで

遊戯王 【魔術師】における《暗影の闇霊使いダルク》の使い方・役割について

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こんにちは、ヒマワリです。

BATTLE OF CHAOSで登場した《暗影の闇霊使いダルク》により、現環境へのプレイが大きく変わった為、【魔術師】における《暗影の闇霊使いダルク》の使い方を解説していきたいと思います。
 

 

 


【魔術師】の動き方や基本的なプレイは過去記事を参照してください。
 

 

 


また、ネクストプレイさんの徹底解説にも参加したので、よければこちらもどうぞ。






1. 《暗影の闇霊使いダルク》の役割



闇属性を必要とするリンク2モンスターで、【魔術師】において比較的出しやすいモンスターです。

これまでの汎用リンク2枠として《ブルートエンフォーサー》を採用していました。
この《ブルートエンフォーサー》にはいくつかの役割があり、1番の役割はどのようなモンスターでも下向きマーカーに変えれるというものでした。
そういう意味では、《ブルートエンフォーサー》は攻める為のカードというよりは、あくまで使いやすさを追求した補助的な役割の汎用リンク2枠としての採用だったのですが、《暗影の闇霊使いダルク》は違います。

闇属性を素材として指定している為、アドバンテージを稼いでくれる《EMペンデュラム・マジシャン》や《賤竜の魔術師》を素材にしづらい部分はあります。
ただ、その点を無視してでも《暗影の闇霊使いダルク》を採用する必要がこの環境にはあります。




《D-HERO デストロイフェニックスガイ》は【魔術師】において非常に処理しにくいカードでした。

【魔術師】の性能上、場のカードにタッチする能力は非常に優れているのですが、墓地のカードにタッチするのは苦手です。
普通は《深淵に潜む者》で封じれるのですが、発動済みの効果には効力を発揮できません。

墓地のカードを処理するためには《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》をコピーした《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》で戻すしかないのですが、これは最終手段にしたいですし、戻っても再度《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》を作られるか、素引きの《フュージョン・デステニー》で出されてライフを取り切られてしまう恐れがある為、除去手段としては良いとは言い切れません。

その為、《D-HERO デストロイフェニックスガイ》が破壊される前に《深淵に潜む者》を出して封じる等、非常に回りくどいことしなければなりません。

その行動のせいで攻め手が足りなくなったりと立ち回りが難しかったのですが、《暗影の闇霊使いダルク》の登場で「破壊して除去しても良い」選択ができるようになりました。

簡単な話、《紫毒の魔術師》を使ってバトルフェイズ中に破壊。

メイン2で《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を絡めながらアドバンテージを稼ぎ、《アストログラフ・マジシャン》を使って《暗影の闇霊使いダルク》を出すだけで《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を取り妨害に繋げられるようになりました。
これは革命的な話で、最小限の被害で《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を使わせることを1番に考えるだけで良くなり、処理がめちゃくちゃ楽になりました。


2.【魔術師】としてのスペック

闇属性魔法使い族というだけで、「魔術師」カードのサポートを得ることができます。

《紫毒の魔術師》で1200パンプできますし、1度墓地に行けば《黒牙の魔術師》で蘇生して攻め手に繋げることができます。

攻撃力が1850である部分も重要で、《EMドクロバット・ジョーカー》+《紫毒の魔術師》では3000ジャストですが《暗影の闇霊使いダルク》 +《紫毒の魔術師》では3050になるので、《フルール・ド・バロネス》や《天霆號アーゼウス》を戦闘破壊していくことができます。




戦闘もしくは相手の効果で破壊されたら守備力1500以下の闇属性モンスターをサーチできます。

良さそうなのは《EMドクロバット・ジョーカー》、《調弦の魔術師》、《黒牙の魔術師》でしょうか。
破壊されても次の攻め手を持って来れるのは非常に優秀ですし、《黒牙の魔術師》は《暗影の闇霊使いダルク》を蘇生していけます。


3.《暗影の闇霊使いダルク》の蘇生対象



《暗影の闇霊使いダルク》を採用する最大の理由です。
処理した後に《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》や《アストログラフ・マジシャン》でアドバンテージをとり、その2体で《暗影の闇霊使いダルク》を作っていきます。

《D-HERO デストロイフェニックスガイ》をとった後、《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を妨害として置いておくのも良いですが、再度破壊された場合はかなりやばいことが起きます。

展開途中に《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》も出せているのであれば《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を素材に《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を出していくのも良いでしょう。




どちらもフィニッシャーカードの為蘇生できるタイミングは限られますが、取れた場合打点と除去でそのまま楽にワンキルできます。
《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》は《鉄獣の抗戦》で出てきたやつを破壊した後取れるので、ライフを取り切るパターンとして頭に入れておきたいですね。




汎用リンクカードでよく採用されているのでとる機会は多いかと思います。

とると打点になる上、中央に蘇生するとリンクマーカーが増えペンデュラム数が増えます。


《暗影の闇霊使いダルク》と他のモンスターを素材に自分の《トロイメア・ユニコーン》を出すと相互リンクになって1ドローできるので、《トロイメア・ユニコーン》に限らず横マーカー持ちは取って嬉しいやつです。




《暗影の闇霊使いダルク》の女その①。

とったターンはそのまま《トロイメア・ユニコーン》になるくらいしか役割がありませんが、とったままターンを渡すと相手ターン《トロイメア・ユニコーン》なので妨害になります。

他のカードにも当てはまりますが、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》+《アストログラフ・マジシャン》で《暗影の闇霊使いダルク》を出して相手のカードを蘇生して《トロイメア・ユニコーン》を立てることがあります。
わざわざ《暗影の闇霊使いダルク》を経由する意味はないように思われますが、《黒牙の魔術師》で蘇生しながらライフをとるプランもあるので、《暗影の闇霊使いダルク》を墓地に用意しておくという利点も頭に置いておくのが良いでしょう。




【幻影】は環境トップシェアであり、打点も高いものが多いのでライフをとりやすいです。
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》をとって雑に《時読みの魔術師》を墓地に送っておけば《黒牙の魔術師》の蘇生も狙うことができます。




《暗影の闇霊使いダルク》の女その②。
墓地の《閃刀姫-レイ》を貫通する方法は、《深淵に潜む者》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》だったのですが、闇属性を含むモンスター2体でも簡単に貫通できるようになりました。
《暗影の闇霊使いダルク》が魔法使い族の為、《星霜のペンデュラムグラフ》を貼っていれば《閃刀機-ウィドウアンカー》を筆頭に魔法の対象にならないのも良いです。




《暗影の闇霊使いダルク》の女その③。
《Evil★Twin リィラ》を取ろうとすると《Evil★Twin’s トラブル・サニー》を分離してくれます。
分離により《Evil★Twin リィラ》で《暗影の闇霊使いダルク》を破壊されても《調弦の魔術師》を回収できればリンクマーカー2分の役割は果たせるのが良いですね。




《ブルートエンフォーサー》はトークンを素材にできませんが、《暗影の闇霊使いダルク》はできるので、《宵星の騎士ギルス》トークンを使って出して《宵星の機神ディンギルス》を対象に取るだけで《宵星の機神ディンギルス》の妨害も踏めます。
【オルフェゴール】も【Evil★Twin】同様に数がいるわけではないのですが、【魔術師】としては踏みにくかった要素ですし、何かしらの強化や緩和で増えた際には役立つと思います。



4.最後に



ここまで読んで頂きましてありがとうございました。

【魔術師】を使ってる方ならこの環境における《暗影の闇霊使いダルク》の重要性を理解して頂けたのではないでしょうか。

環境的にもかなり使いやすく、ライフを取れる性能から今期は必須カードだと思います。

英語が出る前にクビになった《ブルートエンフォーサー》くん、さよなら…。


それでは、また、どこかで。


【遊戯王】2021.10月魔術師サイドチェンジ論 各カードの評価と対環境デッキのサイドチェンジ

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こんにちは、ヒマワリです。

 

 

 

 

前回のサイドデッキの話から1年が経ち、情報が古くなってしまっているので、アップデート記事になります。
日本選手権も近づき、サイドデッキに悩まれている方も多いと思いますのでその参考になればと思います。
 

 

 


【魔術師】の基本的な考え方や展開などはこの記事でお願いします。
 

 

 


ネクストプレイでも【魔術師】について解説していますので、よければどうぞ。



1.【魔術師】デッキの性質

そもそもの話からいくと、【魔術師】はペンデュラムデッキであり、基本的に1枚初動というものはなく複数枚のカードを組み合わせて戦うデッキです。

よって、メイン戦・サイドチェンジ後どちらでも初手5枚のうち4枚展開札1枚誘発若しくは盤面を返す為のカード(後攻は4枚展開札2枚誘発等)が理想的だと考えています。




メインデッキを見てもらうと分かりますが、枚数は46枚と多いものの誘発は7枚でペンデュラムテーマにしては比較的多く、先攻後攻どちらも機能する誘発を採用しています。
先攻後攻関わらず誘発は1枚は握りたい考えですね。


メインデッキの枚数の多さの理由は2つあり、

①ターン1カードや誘発の被りを無くすこと
②サイドチェンジをやりやすくすること


です。

引きたいキーカードはあるものの複数枚組み合わせて戦うデッキですので、「○○がないと壊滅的に動かない」ということがなく、サーチカードで繋がっていく為デッキ枚数をある程度増やしても問題はない考えです。

サイドチェンジの枠のことをしっかりと視野に入れてメイン構築をすると、メインのパワーをほぼ落とさずに対面のメタカードを積むことができます。



2.【魔術師】デッキのサイドチェンジ枠

選択権が自身にあり先攻を選べる場合は、基本的に《デュエリスト・アドベント》を2枚抜きと《おろかな埋葬》《亡龍の戦慄-デストルドー》を抜きます。
また、枚数調整の為に《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》を1枚抜くこともあります。


《ハーピィの羽根帚》は相手によって残したり残さなかったりします。
手札誘発は対面によりますが、展開系対面の場合は減らしません。



 

選択権後攻で抜くことができるカードはざっくり上記のカードですね。
「魔術師」ギミックを一切減らさず、‪サブギミックのドラゴン要素の枚数調整や《デュエリスト・アドベント》の枚数調整を行います。

《デュエリスト・アドベント》に関しては、メイン戦では初動の安定に繋がる良いカードで重宝しますが、後攻確定だとターン1しか打てず被りがかなり気になるカードですので0か1に変えます。
そもそも《デュエリスト・アドベント》をメインに3枚採用しているのは、上記の理由且つサイドチェンジ枠として考えているところがあります。

《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》に関しては後攻だと《墓穴の指名者》の的になったりする為、2枚抜いて1枚にするか《覇王眷竜ダークヴルム》《覇王門零》まで抜いて0にします。
1枚残す理由は、《賤竜の魔術師》によるリソース回収や《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》による全ブッパの道筋を残せるようにしたい為です。
ただし、《墓穴の指名者》が入っていない罠対面に関しては効かない誘発の方を減らし《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》は2〜3枚残します。

《おろかな埋葬》《亡龍の戦慄-デストルドー》もサイドチェンジ枠です。
ペンデュラム前に《水晶機巧-ハリファイバー》を出してペンデュラム数や誘発を乗り越えたり、レベル調整をしてシンクロ8に繋げたりと、かなり器用に動けるギミックではありますが、後攻から《墓穴の指名者》をくらうリスクを増やす意味もなく、強力なサイドカードにチェンジした方が良いです。



これらのカードはメインギミックの補助カードなので、抜けたからといって基本展開に支障はきたしません。
サイドカードと合わせて「魔術師」ギミックで戦っていくことを目指します。



3.採用カードの役割について




2021.10月環境のサイドデッキです。

かなり誘発を散らしていますが、これは最初に話した「メイン戦・サイドチェンジ後どちらでも初手5枚のうち4枚展開札1枚誘発若しくは盤面を返すためのカード(後攻は4枚展開札2枚誘発等)が理想的だと考えています」に基づきます。
被りなく効果的なカード1枚と残りは展開札で戦いたいですね。




「勇者」ギミックにしっかりと当てていけ、「相剣」モンスターを破壊しトークンだけ残せるカードです。
トークンだけ残すのは、「相剣」トークンがいるとシンクロしかできない為《フュージョン・デステニー》が打てなくなるからです。
ちなみにこのトークンを残すプレイは《時空のペンデュラムグラフ》でもやります。

6枚目で引いても《流離のグリフォンライダー》に当てて妨害を消せるので優秀ですね。

また、《水晶機巧-ハリファイバー》で出すことのできる妨害でもあり、守備力1800というのが「相剣」下級モンスターで突破できないのも優秀な点でもあります。

対【プランキッズ】で相手が勇者ギミックを引いてなくても《プランキッズ・プランク》に当てて歪ませることもできます。





《聖殿の水遣い》のサーチや《D-HERO デストロイフェニックスガイ》の蘇生に当てていけるのはもちろん、《プランキッズ・ドゥードゥル》・《プランキッズ・バウワウ》に当てていける今期かなり強い誘発で、これもまた評価が高いです。

他にも《黄金卿エルドリッチ》の蘇生効果や《紅き血染めのエルドリクシル》にも当てられたり、他の誘発を《墓穴の指名者》から守れたりもします。




《暗影の闇霊使いダルク》の登場で「《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を破壊しても良い択」が生まれ、評価が爆上がりしたカード。
守備表示の《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を戦闘破壊でき、さらにその後カードを1枚持っていけるので《暗影の闇霊使いダルク》の展開に繋げやすくなるのは本当に大きいです。

《魔封じの芳香》がサイドカードとして採用されているのでその回答になるのもポイントです。




2面処理を評価し今期から採用しているカードです。
【相剣】の《相剣大師-赤霄》《フルール・ド・バロネス》をまとめて処理した上で《相剣暗転》も腐らすことができたり、【勇者GS】の踏みにくい妨害を選んで除去できたり、どこにでもいる《D-HERO デストロイフェニックスガイ》や勇者を除去できたりと非常に優秀です。

「壊獣」とは違い2面処理ができるので、一気に妨害が減らすことが今期のポイントです。

デメリットとして召喚権を失いますが、相手のやばい盤面を捲るのに召喚権とか気にしてられないので実質デメリット無しみたいな感覚です。




ほぼ説明不要です。
勇者ギミックがよく見かけるようになってから抜いていましたが、展開系があまりにも多い為再採用しました。

ちなみに展開対面では先攻でも入れます。
【魔術師】に関しては自分の展開盤面はあくまで相手のリソースを削るものであり、モンスターの展開盤面がなくなろうと毎ターン同じような展開ができる為、自分の展開盤面がなくなっても問題ないからです。




今期は効果的に打てる対面が少ない上に、2枚採用していても1枚しか入れないパターンがいくつかあった為1枚に。

《魔封じの芳香》がある為若干打ちにくい印象があり、速攻魔法系の除去が優先したいように思いますが、僕個人としては「《魔封じの芳香》に速攻魔法系の除去を当てて勝つゲーム」より、「相手の2〜3伏せに《ライトニング・ストーム》を当てて勝つゲーム」を優先したいと思っています。

速攻魔法系の除去で《魔封じの芳香》を消せたけど他の伏せが除去できずに負けたのであれば、内容が違えど「《魔封じの芳香》を持たれたゲームで負けた」となりますし、《魔封じの芳香》がなかったけど相手の伏せを剥がしきれずに負けのパターンもありますよね。(そもそも《魔封じの芳香》を引かれているゲームで速攻魔法系の除去を持つパターンでないと意味が無いので、ピンポイントで引かなければならないのは確率的にも難しい)

そう考えると、「《魔封じの芳香》を引かれたけど除去できて勝ち」のパターンよりも「《ライトニング・ストーム》を打って勝ち」のパターンの方が圧倒的に多く、そちらを優先していきたい考えです。

《魔封じの芳香》を打たれて《ライトニング・ストーム》を引いたゲームは、まぁそういうゲームもあるだろみたいな感覚ですし、そもそもメインギミックに《紫毒の魔術師》、サイドデッキに《ダイナレスラー・パンクラトプス》・《レッド・リブート》という回答もあるわけなのでこの枠を速攻魔法系の除去にする意味はないかなと思います。




個人的にはかなり推しのカードです。
後攻用のサイドカードで、役割としてはわかりやすく1妨害を踏むことと、《D-HERO デストロイフェニックスガイ》や《プランキッズ・ハウスバトラー》の突破になります。

特に《プランキッズ・ハウスバトラー》をケアできるようになったのは大きいです。
《流離のグリフォンライダー》がいても《拮抗勝負》等とあわせ持つと《発禁令》で《流離のグリフォンライダー》を宣言し《拮抗勝負》でトークン以外のカードを消せるようになるので、他のカードを通す役割としても使えます。




《アーティファクトの神智》《アーティファクト-デスサイズ》のギミックは、先攻の勝ちを濃くできるのと、なんらかの誘発で展開が止まる若しくは止まらざるを得ない状況の場合に相手の行動を著しく制限することができます。

【魔術師】の良いところは、《アーティファクト-デスサイズ》を素引きしてしまっても《TG ワンダー・マジシャン》で破壊して墓地から出すことができたり、《クロノグラフ・マジシャン》で手札から出すことができるところです。
墓地経由の特殊召喚は《墓穴の指名者》に引っかかる可能性がありますが、【魔術師】の後攻で入れっぱなしにすることは基本的にはないので基本的に通ります。
相手プレイヤーが《墓穴の指名者》を残してそうかどうかは、ゲーム内に相手プレイヤーを見て判断します。

先攻の補助ギミックを採用しているのは、まず僕自身が2本目以降の【魔術師】の先攻展開を信用していないからです。
《増殖するG》や《原始生命態ニビル》を筆頭に誘発系統は1本目以上にとんでくると思います。
もちろんケアして動きますが、それでもリソースしか残せないことは多々あると思います。
逆に、盤面を維持しつつリソースが残ってターンさえ返ってきたらそのままライフを取り切ることができるので、あくまで保険としての役割になります。


《アーティファクトの神智》がある時の行動択として、

① 《アーティファクトの神智》があるから誘発はかせて次のターン決める
② 《アーティファクトの神智》があるからリソースを溜め込んで3ターン目に貫通する


の2つを選べます。
「○○あったら負けだなぁ」の択しか勝ち筋がないパターンで、②の選択肢をとれるようになるのは大きく、やり取りし妨害を踏み越えていける要素になります。


《アーティファクト-デスサイズ》がレベル5の為、《水晶機巧-ハリファイバー》から出した《灰流うらら》や、レベル4モンスターを対象に取った《亡龍の戦慄-デストルドー》とシンクロして《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を作ってからペンデュラムという択も作れるので、レベル的にもかなりいいやつです。




非常に優秀な捲り札です。
勇者トークンが残っていれば勇者トークン以外を確定で消せます。

《アーティファクト-ロンギヌス》が効かないデッキの為、メインギミック対策として《アーティファクト-ロンギヌス》を入れられることはない為通るのも【魔術師】の強みではあります。




後手からの捲りを止めれるカードで、今期は《フュージョン・デステニー》や《アラメシアの儀》などの強力な魔法が多い為、そのあたりに当てていけます。

ネクストプレイの完全解説でなんで入ってるのって聞かれて頭の中がハテナだらけだったのですが、冷静に考えたらペンデュラムテーマで勅命入れれるデッキって確かに【魔術師】しかないかもしれないです。

《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の効果はもちろん、《EMペンデュラム・マジシャン》でも割れるし、なんなら《時空のペンデュラムグラフ》で《紫毒の魔術師》を破壊して相手のカードを割りつつ自壊できます。
《星霜のペンデュラムグラフ》が強制なのでチェーン1で、そのチェーンで《紫毒の魔術師》で《王宮の勅命》を割れば《星霜のペンデュラムグラフ》のサーチも通ります。

維持するもよし、破壊するもよしでその選択が簡単にできてしまうので、【エルドリッチ】並に《王宮の勅命》を使いこなせますね。




誘発の量増しです。
非常に使いやすく、6枚目で引いても機能します。

一般的な使い方しかしない為、特に話すことはないかと思います。




最終兵器。





4.環境対面のサイドチェンジ

①【幻影】



先攻in
《幽鬼うさぎ》×1
《アーティファクト-デスサイズ》×1
《原始生命態ニビル》×1
《アーティファクトの神智》×2
《王宮の勅命》×1


先攻out
《亡龍の戦慄-デストルドー》×1
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》×1
《デュエリスト・アドベント》×2
《おろかな埋葬》×1
《ハーピィの羽根箒》×1



先攻ですがメインギミックを少々削り、効果的な誘発を増やしていきます。
勇者ギミックに強く当てれて捲りのライフカットもしてくれる《幽鬼うさぎ》、展開を止めれる《原始生命態ニビル》は先攻でも入れていきます。



後攻in
《幽鬼うさぎ》×1
《屋敷わらし》×1
《ダイナレスラー・パンクラトプス》×1
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》×1
《原始生命態ニビル》×1
《ライトニング・ストーム》×1
《発禁令》×1
《拮抗勝負》×2
《無限泡影》×1


後攻out
《覇王眷竜ダークヴルム》×1
《覇王門零》×1
《亡龍の戦慄-デストルドー》×1
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》×3
《デュエリスト・アドベント》×3
《おろかな埋葬》×1



ドラゴンギミックを抜いた10枚サイチェンを行います。
効果的なカードを散らして入れ、「魔術師」ギミックで戦います。


また、余談ですが、【幻影】に関わらず《アラメシアの儀》に対して《増殖するG》を打たないようにしています。
これは、《アラメシアの儀》に《増殖するG》を打つと《運命の旅路》で《流離のグリフォンライダー》をサーチされ、結果1ドローで止まれてしまう動きを確定させてしまうからです。

【幻影】は「幻影」モンスター+レベル3モンスターでないと十分な展開ができない為、《運命の旅路》で《流離のグリフォンライダー》ではなく《聖殿の水遣い》をサーチしなければならないパターンが存在し、そのパターンだと《聖殿の水遣い》に《増殖するG》を当てるのが正解となるわけですが、《アラメシアの儀》に《増殖するG》を打つと《流離のグリフォンライダー》で止まる落とし所を作ってしまうわけですね。

また、リソース消費を抑える為にモンスターを召喚して《騎竜ドラコバック》をサーチしてそれを《運命の旅路》のコストにしていく流れで、モンスターを場に出させると実質モンスター1体分無駄に消費させたと考えることもできます。

なんにせよ、《アラメシアの儀》スタートで1ドローしかできないのなら《流離のグリフォンライダー》まで待つのが良いということですね。



②【相剣】



先攻in
《幽鬼うさぎ》×1
《アーティファクト-デスサイズ》×1
《原始生命態ニビル》×1
《アーティファクトの神智》×2
《王宮の勅命》×1


先攻out
《亡龍の戦慄-デストルドー》×1
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》×1
《デュエリスト・アドベント》×2
《おろかな埋葬》×1
《ハーピィの羽根箒》×1



【幻影】と同じサイドチェンジになります。
これが今期の展開系の環境デッキに対する基本的なサイドチェンジになります。

「相剣」モンスターのトークンを出す効果に《幽鬼うさぎ》を打つとトークンだけが残り《フュージョン・デステニー》が打てなくなるのが良いですね。
同じプレイを《時空のペンデュラムグラフ》でもやります。



後攻in
《幽鬼うさぎ》×1
《ダイナレスラー・パンクラトプス》×1
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》×1
《原始生命態ニビル》×1
《ライトニング・ストーム》×1
《発禁令》×1
《拮抗勝負》×2
《無限泡影》×1


後攻out
《覇王眷竜ダークヴルム》×1
《覇王門零》×1
《亡龍の戦慄-デストルドー》×1
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》×3
《デュエリスト・アドベント》×2
《おろかな埋葬》×1



【相剣】の基本展開の《相剣大師-赤霄》《フルール・ド・バロネス》に対する《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》が非常に強く、《相剣暗転》もケアできるようになります。

《灰流うらら》が【相剣】対面で弱く見えますが、《龍相剣現》や《白の聖女エクレシア》、《強欲で貪欲な壺》、《金満で謙虚な壺》、《フュージョン・デステニー》等どのような【相剣】のタイプにも当てていけることを考えれば抜く意味はないかなと思います。



③【プランキッズ】



先攻in
《幽鬼うさぎ》×1
《屋敷わらし》×1
《アーティファクト-デスサイズ》×1
《原始生命態ニビル》×1
《アーティファクトの神智》×2
《王宮の勅命》×1


先攻out
《エフェクト・ヴェーラー》×1
《亡龍の戦慄-デストルドー》×1
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》×1
《デュエリスト・アドベント》×2
《おろかな埋葬》×1
《ハーピィの羽根箒》×1



本当に《幽鬼うさぎ》が優秀すぎます。
勇者ギミック以外に《プランキッズ・プランク》にも強く当てれるのがいいです。

また、《エフェクト・ヴェーラー》が強く使えない為、《聖殿の水遣い》や《プランキッズ・ドゥードゥル》・《プランキッズ・バウワウ》にしっかりと当てれる《屋敷わらし》を先攻でも入れています。



後攻in
《幽鬼うさぎ》×1
《屋敷わらし》×1
《ダイナレスラー・パンクラトプス》×1
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》×1
《原始生命態ニビル》×1
《ライトニング・ストーム》×1
《発禁令》×1
《拮抗勝負》×2
《無限泡影》×1


後攻out
《覇王眷竜ダークヴルム》×1
《覇王門零》×1
《亡龍の戦慄-デストルドー》×1
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》×3
《デュエリスト・アドベント》×3
《おろかな埋葬》×1



《発禁令》がかなり革命的なカードです。
今までは《プランキッズ・ハウスバトラー》に対して効果を使わせることでしか消費させられなかったのですが、《発禁令》で《プランキッズ・ハウスバトラー》宣言で1番重い妨害を無視できるようになり、展開してワンキルするなり《深淵に潜む者》で蓋するなり択が大きく広がりました。

6枚目で引いても強い《屋敷わらし》も相まり、以前より断然戦いやすいサイドで固められました。



④【エルドリッチ】



先攻in
《幽鬼うさぎ》×1
《屋敷わらし》×1
《王宮の勅命》×1
《レッド・リブート》×1


先攻out
《エフェクト・ヴェーラー》×1
《増殖するG》×2
《デュエリスト・アドベント》×1



勇者ギミックが入っているか入っていないかで変わりますが、上記のサイドチェンジは入っている場合のものになります。

入っていない場合は、《幽鬼うさぎ》を入れず《デュエリスト・アドベント》を残します。

【エルドリッチ】は手札誘発は少ないものの、捲るためのカードや蓋する為のカードが強力である為、《デュエリスト・アドベント》を多めに残して先攻展開、リソース回収を確実にしていきたい考えです。



後攻in
《幽鬼うさぎ》×1
《屋敷わらし》×1
《ダイナレスラー・パンクラトプス》×1
《ライトニング・ストーム》×1
《拮抗勝負》×2
《レッド・リブート》×1


後攻out
《エフェクト・ヴェーラー》×1
《増殖するG》×1
《亡龍の戦慄-デストルドー》×1
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》×1
《デュエリスト・アドベント》×2
《おろかな埋葬》×1



こちらも勇者ギミックが入っている場合のサイドチェンジになります。
入っていない場合は、《幽鬼うさぎ》を入れず《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》を残します。

後攻から全てを破壊していきたい感じです。
永続に対する《紫毒の魔術師》が本当に優秀ですね。

【エルドリッチ】を筆頭に罠タイプ対面の後攻はいかに「魔術師」ギミックを上手く使えるか、どこまで伏せを読んでゲームの展開を掴むかが重要になってくる為、1番実力が出る部分ですね。

 

 

5.さいごに

 

さて、ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

タイトルに「魔術師」と書いていますが、他のデッキの使用者にも参考になるような記事を目指して書きました。

また、思っていることに対してストレートに書けたかなと思います。

 

毎年毎年新しいテーマが出て、出張ギミックも多様化し、どんどんサイドデッキを作るのが難しくなってきているなと感じます。

今回の記事が、サイドデッキ作成に役立つものであったなら幸いです。

 

 

それでは、また、どこかで。

《スキルドレイン》で無効ですよニキをこの世から消し去りたい人の話

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こんにちは、ヒマワリです。

今回は不真面目に見えてわりと真面目な記事です。
今回の話は10年くらい思い続けていた《スキルドレイン》適用下のやりとりについてです。
暇つぶし程度に読んでいってください。




皆さんは《スキルドレイン》というカードはご存知でしょうか。
場にある限りモンスター効果を無効化してくる強力なカードなので、打たれて苦い思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか。

今回の話はその効果に纏わる話になります。




《スキルドレイン》は、「このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。」というテキストの為、フィールド上で発動した効果は効果処理のタイミングで無効になりますが、モンスター効果の発動自体はできます。

そしてモンスターの効果処理前に《スキルドレイン》が除去されるか、効果を発動したモンスターが効果処理前にフィールドから離れるとモンスター効果は適用されます。

よって、フィールド上で発動したモンスター効果にチェーンして《サイクロン》で《スキルドレイン》を破壊すれば効果は通りますし、《激流葬》でモンスター効果の処理前に場から離れさせたり《月の書》で裏側守備表示にすれば《スキルドレイン》の永続効果から避けることができます。

そういう色々な避け方がある《スキルドレイン》でよく起こるトラブルがあります。





《スキルドレイン》適応下でライフを取りに行くタイミングで、《EMペンデュラム・マジシャン》と複数体ペンデュラムしていったとしましょう。
そして《EMペンデュラム・マジシャン》の効果でスケールの《紫毒の魔術師》を対象にとります。

《スキルドレイン》適用下なので《EMペンデュラム・マジシャン》は効果処理時には効果無効になりますが、ライフを取られるのを嫌って《激流葬》を打たれた場合、《EMペンデュラム・マジシャン》が効果処理時にはエクストラデッキに行くので《スキルドレイン》の適応を避け効果を通していけます。
さらに《紫毒の魔術師》で《スキルドレイン》を割って《スキルドレイン》を処理することができるので、《スキルドレイン》適応下でも効果を発動する意味はかなりあるのですが、下記のようなやり取りにめちゃくちゃ遭遇します。


僕「《EMペンデュラム・マジシャン》チェーン1、チェーンありますか?」
相手「《スキルドレイン》で無効ですよ」
僕「…チェーンありますか?」
相手「《スキルドレイン》で無効ですよ」


会話が成立しないのである。


もちろん分かってはいる。
相手はこちらが《スキルドレイン》中に効果を適用しようとして止めているだけだと。

こちらは意図があってわざわざチェーンを組んでいることを理解されず、会話の無限ループを起こすハメになってしまう。
無限ループを解く方法は、こちらのプレイの意図を話すか、チェーンは?でゴリ押すかの2択になるのだが、なるべくプレイの意図を話したくないので自然と後者になる。

そして「チェーンは?」ゴリ押し戦法が通った後の解決時に無効になったら、は?みたいな顔をされることがあるのだが、それは先ほどまでこちらがしていた顔である。

プレイに意図があり、ルールに則って処理をしているだけなのに、会話は成立しないし何故か相手が険悪ムードになる最悪なパターンである。


僕がこの記事で言いたいのは、プレイ中は聞かれたことに答えて会話を成立させて欲しいということである。
その上で処理に問題がある場合は指摘していくようにしましょう。

会話無視の《スキルドレイン》で無効ですよニキがこの世から消えること願っています。

全員で殴ればワンキルですよニキをこの世から消し去りたい人の話

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こんにちは、ヒマワリです。

 

 


以前からあるある系を書こうと思っていて、色々お題を考えてスキドレニキを選んだのですが、多くの方に読んで頂けたようです。

ありがとうございます。

せっかくなので最終候補に上がっていた別のあるあるも書かせて頂きます。

今回の記事も短いので、暇つぶし程度に分かり味が深まっていってください。

 






皆さんは《冥府の使者ゴーズ》というカードはご存知でしょうか。
場に何もない時に戦闘ダメージを食らうと出てきて、そのダメージ分の攻守を持つトークンを追加で出せるワンキル防止と逆転の為のカードです。

ここ7年は見なくなったカードですが、「トークンの攻守をなるべく低くする為に1番攻撃力の低いモンスターから攻撃する」というバトルフェイズにおける定石を生み出したカードです。

《冥府の使者ゴーズ》が採用されていない現環境においても、過去の記憶のせいで無意識に攻撃力が低いモンスターから攻撃しているのではないでしょうか。
また、あるはずもないのに「《冥府の使者ゴーズ》ケアで〜」とか冗談を言いながら攻撃したりとかもしているのではないでしょうか。

今回は《冥府の使者ゴーズ》だけの話ではないのですが、ライフカットするカードを全無視するケア不可な行動の話です。









相手の場に、攻撃力2000のモンスターが4体いたとしましょう。
 

合計攻撃力がジャスト8000になります。
攻撃力が全て同じの為《冥府の使者ゴーズ》を出すのは1体目の攻撃をくらったタイミ







相手「全員で殴ればワンキルですよ」
※メイン1中


僕「(´・ω・)」






ケア不可。



バトルフェイズに入って攻撃して下さいと言ったら何かあるのはと冷静になられるし、かと言って沈黙するわけにもいきません。
チェーンできない為ケアすることができず、実質ワンキルです。

これは《冥府の使者ゴーズ》でなくても、相手の展開の妨害にはならなかったけど場に出てきてライフカットができる罠モンスターなどの場合も同じです。


あと、バトルフェイズに入って攻撃の意思を示すために全モンスターを一斉に突き出すのもやめてください。


無意識にやっている人、いると思います。言われて回答札がある場合はめちゃくちゃ反応に困ります。
僕がこの記事で言いたいのは、プレイ中は勝手に勝ち宣言せず最後までフェイズ確認をしてゲームを進めて欲しいということです。
ライフを取り切るだけの打点を並べても見落としがあるかもしれないので。

全員で殴ればワンキルですよニキがこの世から消えること願っています。

遊戯王 マスターデュエル プラチナⅠ【魔術師】解説 

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こんにちは、ヒマワリです。

今回の記事は、「マスターデュエル」における魔術師の話です。




最初から最後まで【EM魔術師】を使ってプラチナIに到達しました。
マスターデュエルにおけるこの構築の解説と、各モンスターの使い方、展開方法などの話になります。

今回の記事構成は、


1.そもそも【魔術師】はどんなデッキか
2.【魔術師】採用カードの役割
3.基本展開パターン
4.マスターデュエルの【魔術師】

5.参考動画

6.さいごに


となりますが、触りたての人に読んでもらって効果などを覚えてもらう用の記事の為、結構長くなります。
マスターデュエルで【EM魔術師】に興味が出た人はぜひ読んでいってください。




1.そもそも【魔術師】はどんなデッキか



【魔術師】は、【E M】や【オッドアイズ】と相性が良く、その複合デッキになります。




「《デュエリスト・アドベント》→ 《EMペンデュラム・マジシャン》→《EMドクロバット・ジョーカー》→好きな魔術師カード 」 という形で繋がっており、最後に《慧眼の魔術師》をサーチすれば好きな魔術師カードをスケールに用意することができます。

デッキ枚数は比較的多いですが、サイドチェンジのしやすさや、7枚の誘発とペンデュラム以外の補助的な役割を持つカードの初手の割合を考えた多さとなります。

多くのカードがサーチで繋がっており、特定の何かのカードを引かなければ成り立たないデッキではない為、枚数の多さは見た目ほど気になりません。




魔術師カードはペンデュラム効果とモンスター効果がどちらも強く、 展開系のデッキでありながらリソース重視のロングゲームも得意です。
各カードのスペックが高いのは勿論、状況に合わせ火力のあるエクストラモンスターを駆使して戦うことができます。

また、ペンデュラムデッキでありながら《神の宣告》などの召喚無効すら乗り越えて戦えたりします。
色んなカードの組み合わせの展開があり、正確な動きを覚えるのは大変だと思いますが、この記事がそれの手助けになればいいなと思います。


2.【魔術師】採用カードの役割



かなり種類が多く、なかなか細かいギミックが散りばめられている為すぐには覚えられないと思います。
1枚1枚、役割などを話していきます。





昔から強いカードで、特定のカードを除きほぼデッキのカードをサーチできるモンスターです。
状況に合わせて好きなカードをサーチできるので、誘発が集中しやすいカードでもあります。
手札と相談しながら、《灰流うらら》の受け方など考えて出す必要があります。

展開のことを考えると、1番よくサーチするのは《慧眼の魔術師》でしょうか。
ただ、《慧眼の魔術師》を使用後、それをペンデュラム(破壊されて送られた場所から違う場所に移動)すると、スケールで破壊されたという情報が場に出すことで消えるので、《アストログラフ・マジシャン》で《慧眼の魔術師》を対象にしデッキからサーチすることができなくなります。
スケールが《賤竜の魔術師》にでき、相方スケールが魔術師なのであれば、《慧眼の魔術師》を《賤竜の魔術師》の効果で回収し、その《慧眼の魔術師》の破壊をトリガーに《アストログラフ・マジシャン》を起動して《慧眼の魔術師》をサーチしていけるようになります。
ただ、1度《賤竜の魔術師》の効果を使用してしまっている為、《虹彩の魔術師》を回収できず、2種のペンデュラムグラフを揃えることができないようになります。

上記のことから、《EMドクロバット・ジョーカー》スタートは優秀な反面、2種のペンデュラムグラフを揃えにくいスタートになるのは注意です。
※《慧眼の魔術師》がサーチ含めて2枚あれば、1枚破壊情報を残せるので大丈夫です




このデッキの最大のスタートエンジンカードです。

このカードの効果で《EMドクロバット・ジョーカー》をサーチし、さらにそこから《慧眼の魔術師》をサーチして破壊していける為、《アストログラフ・マジシャン》の破壊情報を残しながら展開できます。
上記のように《賤竜の魔術師》の効果で《慧眼の魔術師》ではなく《虹彩の魔術師》を回収できるので、2種のペンデュラムグラフを回収できる流れに持って行きやすくなります。

スケールの数値的にも《竜剣士ラスターP》と相性が良く、この2枚で簡単な初動になるのが非常に優秀です。
どちらも《デュエリスト・アドベント》対応で、《竜剣士ラスターP》の方は《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》対応の為、《EMペンデュラム・マジシャン》は6枚体制、《竜剣士ラスターP》は7枚体制の為、初動としても揃いやすい組み合わせとなっております。




いくつか効果がありますが、実用的で良く使うのはペンデュラムのサーチ効果とシンクロのモンスター効果発動不可でしょうか。
サーチの方はリソースを拡げられる意味で雑に強く、シンクロの方は場合によっては誘発を発動させずに展開していけます。

シンクロの効果で、対【閃刀姫】の場合の《閃刀姫-レイ》の墓地効果を使えなくしたりでき、効果を使わせない・無理やり使わせる択をとれるのは本当に優秀です。
 

 

 

 


1枚あれば《EMペンデュラム・マジシャン》《竜剣士ラスターP》からの魔術師スケールによるリソース回収の動きができたり、《星霜のペンデュラムグラフ》でもタッチできてロングゲームの際にも1枚で機能することから1枚で良いです。





EM名を持ち、闇属性魔法使い族で《水晶機巧-ハリファイバー》で出せるペンデュラムチューナーになります。

名前や属性共々ハイスペックなカードではありますが、レベルが2の為優秀な《賤竜の魔術師》がスケールの場合はペンデュラムできないのが惜しいところです。

先攻展開では、主に使用済みの《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》とチューナーとで《水晶機巧-ハリファイバー》を作り、そこから《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》に繋げるため出します。

モンスター単体としては、主にスケールの《賤竜の魔術師》とシンクロしていくのですが、出てくる《爆竜剣士イグニスターP》が非常に強力です。
《超雷龍-サンダー・ドラゴン》や《黄金卿エルドリッチ》などの破壊耐性があるモンスターを処理していけます。

《超雷龍-サンダー・ドラゴン》の処理の際には、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》で《EMオッドアイズ・シンクロン》をエクストラに送り、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の効果かスケールの《賤竜の魔術師》の効果で回収し、通常召喚からスケールの《賤竜の魔術師》と《爆竜剣士イグニスターP》になり《超雷龍-サンダー・ドラゴン》を処理していけます。
さらに《竜剣士ラスターP》をデッキから出せるので、そこから《水晶機巧-ハリファイバー》に繋げることもできますね。

《黄金卿エルドリッチ》は打点が3500しかなく《アストログラフ・マジシャン》とスケールの《紫毒の魔術師》による3700打点で突破できるので、《爆竜剣士イグニスターP》じゃないとダメというわけではありませんが、できたらデッキに戻って欲しいので《爆竜剣士イグニスターP》での処理をオススメします。




このカードを《賤竜の魔術師》の回収効果を使いながら2回割ることにより、2種類のペンデュラムグラフカードを先行で揃えていくことを目指します。
 

 

 


後攻では能動的に自身を破壊できるため、動画のような《星霜のペンデュラムグラフ》を回収してからペンデュラムすることができます。

召喚無効があっても、《虹彩の魔術師》が破壊されたので墓地にてサーチ効果を起動でき、《時空のペンデュラムグラフ》を獲得することができます。
スケールの《黒牙の魔術師》を使って相手モンスターの攻撃力を半分にした上で墓地の《虹彩の魔術師》を蘇生し《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を組んで展開に繋げることもできます。

また、単純にモンスター戦闘ダメージ2倍も優秀です。
《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の貫通付与とも相性が良いですね。





【魔術師】がどのタイプとも渡り合える最大の理由だと思います。

スケール効果は1200パンプ、破壊されれば永続罠など場のカードを1枚破壊できるので状況に合わせて効果を使っていけます。

デッキタイプによっては、《賤竜の魔術師》と《星霜のペンデュラムグラフ》によるリソース確保と、《時空のペンデュラムグラフ》と《紫毒の魔術師》の2破壊でリソースを削りはめ殺しにできたりもします。

守備力2100もあるので《インスペクト・ボーダー》にも強く、どう破壊したにしろ1枚カードを持っていけるのは攻めの時も守りの時にも強いです。




他の魔術師カードに比べて控えめなカードではありますが、数少ない魔術師スケール8です。
他と比べて地味なカードではありますが、役割としてスケールの打点半分効果は戦闘破壊や《虹彩の魔術師》によるダメージを手助けしますし、なにより破壊されれば自身を対象に墓地蘇生ができるので召喚無効系統に強いのは非常に優秀です。

このカードのお陰で【魔術師】召喚無効系統に強くなり、罠の踏み方を色々考えさせてくれます。

先攻展開でも、闇属性魔法使い族モンスターを素材にした《深淵に潜む者》を立てて行く場合に、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》等の効果でスケールの《黒牙の魔術師》を破壊するチェーンで素材の闇属性魔法使い族モンスターを墓地に送ることでそのモンスターを蘇生し、《アストログラフ・マジシャン》と共に新たな《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》に繋げることができますね。

《調弦の魔術師》が展開に絡んでいる場合、《EM天空の魔術師》を出し《深淵に潜む者》の素材にし《黒牙の魔術師》で蘇生すれば《EM天空の魔術師》の効果が使用可能となりエンドフェイズサーチのおまけが付きます。




この《慧眼の魔術師》が【魔術師】の核になります。

デッキ内の全ての魔術師スケールになり、必要なスケール数に変わってくれます。
《アストログラフ・マジシャン》で何度も回収し、その度に必要な魔術師スケールに変わるので、初動で握りたいカードナンバーワンです。




《賤竜の魔術師》のスケール効果により、エクストラデッキの《虹彩の魔術師》などを回収できます。
《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》‬と《アストログラフ・マジシャン》、‪《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》‬のコンボにより手札を増やしながらスケールを割り続けることが可能のため、回収後に《虹彩の魔術師》を再度破壊できます。

スケールを常に魔術師スケールにしておきたい最大の理由であり、このカードで得られるリソースを大切に使っていくことが非常に重要です。

自身は闇属性魔法使い族モンスターではないのでいくつかのカードの恩恵は得られませんが、ペンデュラム等で出すことにより墓地の使用済みの《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》を回収することが出来るため、モンスター効果もリソース回収になります。
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》を回収することによるメリットは《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》の部分で話させて頂きます。




自身にいくつかデメリットが存在しますが、リンクや《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》を立てるためのリリースには使えるため、あってないようなものになります。

《黒牙の魔術師》の部分で触れたような使い方はもちろん、場のモンスター数を増やせるので誘発貫通に役立ちます。

個人的には、先攻で《深淵に潜む者》を立てていけないパターンであれば《時読みの魔術師》、後攻であれば《星読みの魔術師》を出すことを推奨しています。

理由としては、展開が何かしらの原因でストップした際に、《水晶機巧-ハリファイバー》と《時読みの魔術師》によって《TG ワンダー・マジシャン》からのバック破壊とシンクロ8の妨害を構えることができるからです。
バック破壊を自分のスケールの《紫毒の魔術師》にすればモンスター破壊にも変わります。

後攻が《星読みの魔術師》がいいのは、《水晶機巧-ハリファイバー》から出す《灰流うらら》とで強力なシンクロ8を立てやすくし、後攻捲りをやりやすくする意図があります。

これらはあくまで状況によりけりですが、こういうようにした方が良いというのは覚えておいて損ではないかと思います。





《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》はサーチにターン制限がないため、2枚被りでも気になりません。

また、スケールのドラゴン蘇生効果も優秀で、《水晶機巧-ハリファイバー》から出した《シューティング・ライザー・ドラゴン》や、その先のシンクロの《覇王眷竜クリアウィング》等、《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》2体で出した《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》も蘇生できます。

【サンダー・ドラゴン】や【エルドリッチ】対面だと《爆竜剣士イグニスターP》の使い回しが重要になりますね。

初動は手札から墓地に送ってサーチしますが、‬《賤竜の魔術師》の召喚・特殊召喚時に墓地の「オッドアイズ」を回収できるので、3ターン目以降《賤竜の魔術師》をペンデュラムに混ぜて回収し、墓地のドラゴンを蘇生しライフを取りに行くことができます。
また、‪《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》で効果をコピーすることにより、このカード以外の場と墓地のカードを全てデッキに戻すという、遊戯王の中でも屈指の除去能力を発揮できます。

もし、相手のライフが8000あるならば攻撃力が4000上がるので、6800になります。‬
横に1200以上のモンスターを出して順番に殴ればライフを取りきることもできます。
ちなみに相手のライフが5600以下の場合、単体でライフを取りきることができます。


サーチ先として用意しているのは《覇王眷竜ダークヴルム》と《竜剣士ラスターP》の制限カード2種類です。

《覇王眷竜ダークヴルム》の方は召喚権を切れば《覇王門零》をサーチでき、ペンデュラム数のカサ増しや、《覇王門零》自体がペンデュラムモンスターでありながら自身の効果で《瑚之龍》というチューナーになりつつ場のカードを1枚破壊できる効果を持つため、ハンドや盤面に応じた動きを展開することができます。

《EMペンデュラム・マジシャン》の部分でも書きましたが、《竜剣士ラスターP》の方はこのデッキの簡単2枚初動の《竜剣士ラスターP》《EMペンデュラム・マジシャン》ができるカードです。
《竜剣士ラスターP》は《EMペンデュラム・マジシャン》と同じく《デュエリスト・アドベント》でもサーチできるので、《竜剣士ラスターP》《EMペンデュラム・マジシャン》を揃える組み合わせが、

・《竜剣士ラスターP》+《EMペンデュラム・マジシャン》
・《竜剣士ラスターP》+《デュエリスト・アドベント》
・《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》+《EMペンデュラム・マジシャン》
・《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》+《デュエリスト・アドベント》
・《デュエリスト・アドベント》+《EMペンデュラム・マジシャン》


5パターンあります。
初動を安定させる意味でも、《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》はメインで3枚欲しいところですね。




《おろかな埋葬》の《覇王眷竜ダークヴルム》との選択肢になります。

素引きでもチューナーなので《水晶機巧-ハリファイバー》に繋がります。
また、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》のドローで《おろかな埋蔵》か《亡龍の戦慄-デストルドー》を引けば、チューナーを用意できるので《水晶機巧-ハリファイバー》の展開に繋がります。

ハンドが弱い場合に《水晶機巧-ハリファイバー》を作ってからペンデュラムしていくこともできます。

《亡龍の戦慄-デストルドー》の効果を使わずペンデュラムして《水晶機巧-ハリファイバー》になって墓地に行った《亡龍の戦慄-デストルドー》を、場のカードのレベルを調整しながら《亡龍の戦慄-デストルドー》を墓地から出し、シンクロやエクシーズを狙うこともでき非常に器用なモンスターです。




《虹彩の魔術師》や《デュエリスト・アドベント》でサーチできる永続魔法で、1ターンに1度場から魔術師カードが離れると強制で魔術師カードをサーチできます。

自分のターンだけでなく相手ターンでも発動するので、リソース面でかなり重要となってきます。

また、魔法使い族が魔法の対象にならなくなるので、《閃刀機-ウィドウアンカー》を無視して効果を通したりライフを取ることもできます。




《虹彩の魔術師》や《デュエリスト・アドベント》でサーチできる永続罠で、毎ターン自分の魔術師カードと相手のカードを破壊していけます。
《紫毒の魔術師》を破壊すれば、《紫毒の魔術師》自身の効果でさらに追加して破壊を狙えます。

また、対象のどちらかが破壊できなかった場合、効果処理時に追加効果として場のカードを対象を取らず墓地に送ることができる為、《黄金卿エルドリッチ》や《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》をバトルフェイズまで発動を引っ張って墓地送りにし、バトルフェイズを消費させたりできます。

《星霜のペンデュラムグラフ》とも相性が良く、相手だけ破壊してこちらはサーチが入るのでアドバンテージ差を広げられる為、先攻でこの2枚を用意していきたいですね。




【魔術師】エクストラデッキの中でも核と言えるのが《‬ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》です。
もはやこのカードは説明不要ぐらいのカードではありますが、改めて役割を確認していきましょう。

まず、リンク召喚成功時にメインデッキからエクストラデッキにカードを送れます。
また、場の表側カードを破壊してエクストラデッキからカードを1枚手札に加えることができます。
《アストログラフ・マジシャン》や《クロノグラフ・マジシャン》、《EMドクロバット・ジョーカー》などのカード‪を実質サーチする能力があり、さらにスケールのカードが場から離れると1ドローすることができます。

‬‪ドロー効果は強制であり、相手ターンでも《時空のペンデュラムグラフ》でスケールの魔術師モンスターを破壊することによりドローしていけます。

出しやすい素材条件かつ強力な効果の為、制限カードになっています。‬
‪ですので、メインデッキからエクストラデッキに送るのは1度しかできません。‬
‪サーチ不可の制限カードに関しては、送らなかった場合基本素引きしかなくなる為、エクストラデッキに送るカードは慎重に選ぶ必要があります。

リンク召喚成功時以外の効果は、後述する《‬覇王眷竜スターヴ・ヴェノム‪》で効果をコピーすることができる為、そちらで効果を使い回しながら戦っていきます。




チューナーを用意することで簡単に出せ、相手ターンで盤面によって様々な妨害の選択肢を与えてくれるリンクモンスターです。

このカードの出す為には、《‬竜剣士ラスターP‪》や《調弦の魔術師》を展開に絡める必要があります。
どちらも制限カードではありますが、《‬竜剣士ラスターP‪》に関しては、《‬超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》や《デュエリスト・アドベント》でサーチすれば展開に絡められます。
また、《調弦の魔術師》は《星霜のペンデュラムグラフ》でサーチしたり、‪《‬ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》‪で1度エクストラデッキに送り‬《賤竜の魔術師》で回収してペンデュラムする方法もあります。

《覇王門零》の効果でエクストラのドラゴンシンクロチューナーを出すことにより、《覇王門零》でもチューナーの絡んだ展開に持っていけたり、素引きか展開中の‪《‬ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》‪のドローで《‬亡龍の戦慄-デストルドー‪》‬もしくは《おろかな埋葬》を引けばチューナーの絡んだ展開に持っていくことができます。

この《水晶機巧-ハリファイバー》を出せる出せないで先攻展開における妨害の質やリソース、3ターン目以降の相手ライフの削り方が大きく変わってきますので、なるべくチューナーを絡めた展開に持ち込みやすいよう構築しています。

また、成功時にレベル3以下のチューナーをデッキから引っ張ってくることができるので、盤面のカードと足し算をしてシンクロ召喚を狙えます。

《水晶機巧-ハリファイバー》から出すシンクロチューナーは、

・《TG ワンダー・マジシャン》
・《瑚之龍》
・《シューティング・ライザー・ドラゴン》

この3種です。
3枚の採用理由と役割に関しては各項目にて紹介します。
 



《ブルートエンフォーサー》は、手札を1枚切ると永続系のカードやモンスターを破壊できます
《閃刀機関-マルチロール》、《センサー万別》を《トロイメア・ユニコーン》ほど素材を必要とせず割っていけるのはかなり大きいです。

また、自身が闇属性なので《御前試合》とも相性がよく、また割っていけたりもします。

手札から捨てるカードを闇属性魔法使い族モンスターにすれば《黒牙の魔術師》で蘇生して展開を伸ばすというプレイもできます。

除去持ちの下2個マーカー付きのカードとして普通に汎用カードですので、他のデッキでも非常に使いやすいカードです。

このような使いやすい効果を持っている為、いくつかある汎用下2方向付きリンク2モンスター枠として《ブルートエンフォーサー》を推します。




リンク3を採用するのはかなり個人によるところがありますが、【エルドリッチ】や【サンダー・ドラゴン】などの破壊耐性持ちバウンス効果を持つ《トロイメア・ユニコーン》はほぼ必須かと思います。

役割としては、バウンス効果を行う《ブルートエンフォーサー》という感じですが、こちらは裏側カードにも触れれるところがポイント高いです。
《ブルートエンフォーサー》と同様、手札を切ることができる為、《黒牙の魔術師》で更なる展開に持ち込むプレイもできます。

展開を通す為に使ったり、展開中の除去、負け筋の解決としての役割として非常に役立つカードになります。





融合モンスターですが、融合を必要とせず闇属性ペンデュラムモンスター2体を場からリリースするだけで出せる破格のモンスターです。

効果は、お互いの場か墓地のモンスター効果をコピーし、このターン全てのモンスターに貫通を付与します。

1番よくコピーするのは、‪《‬ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》‪です。
制限カードの効果をコピーすることにより、何度も《アストログラフ・マジシャン》を使い回しアドバンテージと盤面を作っていきます。

使い終わった《‬覇王眷竜スターヴ・ヴェノム‪》2体で《‬No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー‪》を出すことにより、魔法効果無効と攻撃吸収の妨害を置けるので無駄がありません。

他にも、サーチ効果を使い終わった墓地の《‬超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》‪をコピーすることにより、自身以外のお互いの場と墓地のカードをリセットすることができ、相手のライフの半分攻撃力を上げることができます。
単純に相手のライフが8000であれば6800のダイレクトを通すことができますし、5600以下であればこのモンスターだけでライフを取り切れます。
‬‪全除去効果を使わずとも、《‬覇王眷竜スターヴ・ヴェノム‪》‬自体にコピー後貫通を付与する効果があるので、展開した他のモンスターとともに攻撃しライフを取り切る‪選択肢もあります。

また、【魔術師】のエクストラモンスターには火力の高いモンスターが多く、1度出せばその後《‬覇王眷竜スターヴ・ヴェノム‪》でコピーして再度使用できたりします。
さらに、相手のモンスターもコピーでき‬たり‪行動できる範囲が非常に広く、先攻展開に2枚、3ターン目以降に1枚使いたいことを考えても3枚採用を推しています。




《水晶機巧-ハリファイバー》で出すシンクロチューナーの選択肢の1つです。

出した時に強制で魔法罠を割ってくれるので、出すだけで1枚のアドバンテージ、更に破壊されると1ドローのおまけ付きなのもかなり良いです。

また、自分のスケールの《紫毒の魔術師》を破壊することにより、モンスター盤面にも触れる除去になり、擬似《時空のペンデュラムグラフ》にもなり得ます。
「《虹彩の魔術師》を展開中に1度しか割れず、《星霜のペンデュラムグラフ》か《時空のペンデュラムグラフ》どちらかしか手に入らない。妨害の為に《時空のペンデュラムグラフ》を選択肢したいがリソースがなくなる‥」という場合に、《星霜のペンデュラムグラフ》を選択でき、相手ターンで妨害を行いながら《星霜のペンデュラムグラフ》で次ターンのリソースも確保できるようなるのはかなり助かります。

《調弦の魔術師》の部分でも書きましたが、意図的に《時読みの魔術師》を出すことによりシンクロ8の動きができますね。




《瑚之龍》を出す場面として1番多いのは、《覇王門零》から《瑚之龍》を出し《水晶機巧-ハリファイバー》に繋げるパターンに使うことです。

これができることにより、《覇王門零》が実質チューナーに化け、場のカードを破壊してくれる為《虹彩の魔術師》を2回割るのに貢献してくれたりします。
また、自身の効果で破壊されても《覇王門零》はスケールに行くことができる為、‪《‬ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》をコピーした‪《‬覇王眷竜スターヴ・ヴェノム‪》で割ることにより更なるアドバンテージを稼ぐこともできます。

‪《覇王門零》で出すドラゴンシンクロチューナーは、‬《シューティング・ライザー・ドラゴン》でも可能ですが、《水晶機巧-ハリファイバー》で《シューティング・ライザー・ドラゴン》を出せなくなるので、不都合が生じる可能性を危惧し《シューティング・ライザー・ドラゴン》以外のドラゴンシンクロチューナーを用意しておく意味は大きいと感じます。

また、《水晶機巧-ハリファイバー》から直出しすることができ、《TG ワンダー・マジシャン》のように魔法罠破壊が暴発せず墓地に送られたら1ドローすることができます。

蘇生制限を満たしている場合は、《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》のスケール効果で出すことができ、攻め手に繋がります。

《水晶機巧-ハリファイバー》や《覇王門零》から出すだけではなく、《EMオッドアイズ・シンクロン》から正規シンクロ召喚することもあり、1除去を行いながら《水晶機巧-ハリファイバー》を出し1ドローしていくこともあります。

《瑚之龍》を採用することにより、展開に柔軟性が生まれ、より《水晶機巧-ハリファイバー》からの動きが強くなるカードです。





《シューティング・ライザー・ドラゴン》の主な役割は、《水晶機巧-ハリファイバー》から出して《クロノグラフ・マジシャン》を墓地に送りレベル1チューナーにし、《アストログラフ・マジシャン》とシンクロ8を作ることです。

相手ターンでシンクロできるレベル1チューナーは《シューティング・ライザー・ドラゴン》しかおらず、シンクロ目的であれば1番使用頻度が高いモンスターです。

レベル調整のついでに闇属性魔法使いモンスターを墓地に送れる為、《黒牙の魔術師》と相性がよく、展開途中で挟むことにより様々な展開を考えることもできます。

また、こちらも《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》で蘇生することができるので、シンクロ使用後蘇生し、ライフを削る要員にもなります。




シンクロ召喚時に、相手の表側モンスターを一掃する効果を持っており、基本的に《シューティング・ライザー・ドラゴン》と《アストログラフ・マジシャン》で相手ターンに出していきます。

相手の展開に合わせて一掃できるわけですから、相手にとっては脅威でしかありません。

また、こちらももちろんドラゴンシンクロモンスターですので、1度出せれば《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》で蘇生でき、戦闘時の効果も強力の為かなり役に立ちます。
 



対象を取らないバウンス効果持ちで、突破しにくいモンスターも《爆竜剣士イグニスターP》でなら突破することができたりします。

デッキから‪《‬竜剣士ラスターP‪》を出すことができる為、‬《水晶機巧-ハリファイバー》にも繋げることができます

対【エルドリッチ】や対【サンダー ・ドラゴン】の破壊耐性や対象耐性を持つモンスターも除去できるので、非常に重宝するカードですね。
 



《覇王眷竜クリアウィング》と同じく、相手ターンシンクロの選択肢の1つです。

こちらはなんでも発動無効ができるので、相手の強力なサイドカードにも対抗することができます。

状況に合わせて使い分けていくわけですが、こちらは自分のターンで出して無効効果を使いながら攻めることも多いです。
対【閃刀姫】ですと、墓地の《閃刀姫-レイ》を無視して閃刀姫リンクモンスター上からライフを取り切ることも狙えます。




ここ最近の展開系のデッキは墓地リソースを使って展開するので、《深淵に潜む者》がかなり重くなっています。

【魔術師】の強みと言っていいとは思いますが、レベル4モンスターが多く、《深淵に潜む者》を非常に成立させやすいです。

また、展開系以外にも【閃刀姫】の墓地の《閃刀姫-レイ》を無視できたり、意外な活躍が見込まれる場合もあります。

エクシーズ素材を闇魔法使いにしておけば、また《黒牙の魔術師》で蘇生できるようになりますし、《覇王眷竜ダークヴルム》であれば場を一掃されても返し墓地から自身の効果で出てこれるので攻め手に繋がりやすくなります。




展開に使い終わった《‬覇王眷竜スターヴ・ヴェノム‪》2体で立てていきます。

魔法無効は非常に強力で、相手の魔法のドローソースカードや破壊カード、コントロール奪取カードを軒並み効果無効にし素材にするのは様々な盤面で役に立ちやすいです。‬
‪これは「発動無効」ではなく「効果無効」の為、「1ターンに1度しか発動できない」系統のカードの2枚目を発動されないので優秀です。

また、攻撃吸収効果のおかげで【オルターガイスト】の《‬オルターガイスト・メリュシーク‪》も怖くなく、《‬水晶機巧-ハリファイバー》等のモンスターを戦闘から守れるのもかなり強いです。

攻撃吸収にはエクシーズ素材を使用しなければなりませんが、魔法効果無効は素材がなくとも使える為、‬《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》で蘇生すれば簡単に高打点の妨害を用意することができます。




3.基本展開パターン

 

 


構築や手札によって展開方法は変わりますが、基本的にはこの盤面と3ターン目のリソース確保を目指します。

 

 

 

 


◆モンスターゾーン
《水晶機巧-ハリファイバー》
《アストログラフ・マジシャン》
‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》


◆魔法罠ゾーン
《星霜のペンデュラムグラフ》
《時空のペンデュラムグラフ》
《紫毒の魔術師》


◆手札
《慧眼の魔術師》
《賤竜の魔術師》

などを複数含む3ターン目のリソース数枚



‪これが、基本的な展開例になります。《賤竜の魔術師》で制限カードの《虹彩の魔術師》を使いまわし、《星霜のペンデュラムグラフ》と《時空のペンデュラムグラフ》どちらも獲得しながらリソースをかき集め、3ターン目の勝ちを強く意識した形です‬。

 


《水晶機巧-ハリファイバー》
《アストログラフ・マジシャン》


‪《水晶機巧-ハリファイバー》で《シューティング・ライザー・ドラゴン》を出してレベル6モンスターを墓地に送り、《アストログラフ・マジシャン》とシンクロ召喚➡︎《覇王眷竜クリアウィング》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出していきます‬。

《覇王眷竜クリアウィング》を出すと相手の表側のモンスターをすべて破壊できます。
相手の展開途中で出すと、すべての表側のモンスターが破壊されるわけですから相手にとっては大きな痛手になることは間違いないでしょう。

また、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》も出すことができ、なんでも1枚無効にできますので、状況に合わせてそちらを出すこともできます。

ちなみに、《シューティング・ライザー・ドラゴン》でデッキから墓地に落とすカードを《クロノグラフ・マジシャン》にしておくと、次のターン《黒牙の魔術師》で蘇生できるので無駄がないです。




‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》

さらに横に‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》がいるので魔法無効ができます。
どのデッキでも魔法カードはよく使い、《ハーピィの羽根帚》や《強欲で金満な壺》など、強力な効果のカードが多いのでそれを止めれる安心感がありますね。

また、エクシーズ素材を取り除き、攻撃対象を自身に変えることができます。
‬‪《水晶機巧-ハリファイバー》への攻撃を守れ、【十二獣】の《十二獣ワイルドボウ》や、【オルターガイスト】の《オルターガイスト・メリュシーク》、【閃刀姫】の《閃刀姫-ハヤテ》の直接攻撃をこのモンスターに変えることもできます。

 

どれも攻撃をまともに通したくないものばかりで、攻撃誘導も非常に役に立ちます。




《星霜のペンデュラムグラフ》
《時空のペンデュラムグラフ》
《紫毒の魔術師》



‪モンスターの妨害以外にも、罠としてフリーチェーンで相手の動きに合わせて妨害ができます‬。
《時空のペンデュラムグラフ》で破壊する対象を《紫毒の魔術師》にすれば、《紫毒の魔術師》の効果で追加でもう1枚破壊を行うことができます。

また、《星霜のペンデュラムグラフ》もあるので、《時空のペンデュラムグラフ》で魔術師カードを破壊した後、さらに新たな魔術師カードをサーチすることができます。
チューナーへアクセスできず《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が場にいる状態で、スケールの魔術師カードを破壊した場合は、さらに1ドローすることができます。

妨害しながら次のターン用のカードも用意する形を作れるのは3ターン目の展開に繋がるのでかなり良いですね。
 

 

 

 

 

ペンデュラム前に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が成立すると格段に展開の幅や誘発の受けが強くなります。


《調弦の魔術師》が絡むパターンだと《天空の魔術師》をエクシーズ素材にして墓地に送り《黒牙の魔術師》で蘇生させ効果を使っていくこともできます。




このように相手に合わせた妨害を構築でき、次のターンのリソースを集め、堅実に勝ちを目指していきます。

魔術師デッキは多くのカードが規制されていますが、枚数が減っただけでやれることは然程全盛期と変わりません。



僕がこの盤面を基本展開として推して常にご紹介させて頂いているのにはいくつか理由があります。


①妨害を構えつつリソースを拡げられること

《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》とそれを効果コピーした《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》と、《アストログラフ・マジシャン》を使い、割ってリソース回収を繰り返すことにより盤面とリソースを増やしていきます。

ここに余分な展開を増やすと本来得られたはずのリソースを削る必要が出てきたり、何かしらの支障が出てしまうことがあります。

・全体破壊か1発動無効


・魔法効果無効


・好きなタイミングでの2破壊

これだけあれば十分であるという考えです。
さらにいうと、もちろん返されないのが一番良いのですが、実際相手のリソースを大幅に削れるのであればこの盤面を返されても良いとも考えています。

その為の手札リソースの確保になります。
他の展開系にはない強みとして、1ターン目に先行展開しながら整えた手札リソースにより3ターン目の動きがかなりしやすいことがあります。

【魔術師】は展開デッキでもありますがリソースデッキなので、展開極振りにしてリソースを減らす必要がないという考えです。

 

②そもそも返されにくい盤面

先程返されても良いと書いていますが、そもそも非常に硬い盤面であるので、相手としてもこれをリソース残して返すのは非常に困難な話です。

相手のリソースを削ることを優先とし、3ターン目のキルに繋げます。


③対面デッキに合わせて適切な妨害を構えられる

相手のデッキタイプに合わせて妨害を選択できます。

とにかく相手の初動の1枚目のカードを見れば、デッキタイプや展開デッキか罠デッキかをある程度推測できるので、《覇王眷竜クリアウィング》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》のどちらを立てていくべきか判断していきます。

例えば、メインフェイズ開始時に《強欲で金満な壺》を発動された場合は、《強欲で金満な壺》を採用するデッキは罠デッキであり盤面を並べるデッキではなさそうという判断のもと、‪《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》で無効にします。
そのチェーンで《水晶機巧-ハリファイバー》を《シューティング・ライザー・ドラゴン》に変え《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を立てていき、《時空のペンデュラムグラフ》と共に残り5枚のハンドの動きを抑えていく形になります。

相手が展開デッキにしろ、相手のトップの《PSYフレームギア・γ》や《無限泡影》《禁じられた一滴》に気をつけながら早めに《水晶機巧-ハリファイバー》を《シューティング・ライザー・ドラゴン》に変えていつでもシンクロできるような構えをしていくことを推奨します。
何かしらのドローソースで初手になかった《増殖するG》や、《灰流うらら》を食らう危険性を減らしていきたいです。

 

 

 


4.マスターデュエルの【魔術師】



2022.1月環境と異なる点は2つで、《暗影の闇霊使いダルク》が未登場の為、《ブルートエンフォーサー》の採用であることと、《調弦の魔術師》が準制限であることです。

元々メインデッキの多さはサイドチェンジのしやすさからきており、シングルなら枚数調整をしても良いかとは思いましたが、シングルだからこそパワーを落とす意味はないかと思いそのままにしています。


《調弦の魔術師》が2枚になったことで《アストログラフ・マジシャン》でサーチが可能となり、スケールの《調弦の魔術師》を破壊して2枚目をサーチし、通常召喚権でチューナーを用意できるようになったのは意外と大きいと思います。

《ブルートエンフォーサー》は実質退化ですが、マスターデュエル環境の【エルドリッチ】の《センサー万別》や《御前試合》を掻い潜りながら破壊していける可能性があるのは評価できます。


マスターデュエルで当たるデッキへの立ち回りも色々書こうと思いましたが、あまりにも長くなりそう且つ手札と状況による為、具体例をあげて質問頂ければなるべく対応しようと思います。




5.参考動画

 

 

 

 

 




6.さいごに

ここまで読んで頂きありがとうございました。

カード1枚1枚に役割があり、それぞれを組み合わせて戦うデッキです。
まずは各カードの効果を理解し、勝つためにはどうすれば良いか思考し知識を広げ練習を続ければ間違いなく強くなれます。

ミスは反省し次に繋げ、視野が広くなれば結果がついてくると思います。

【魔術師】プレイヤーが1人でも増えてくれたら嬉しいです。


それでは、また、どこかで。

【マスターデュエル】先攻後攻のコイントス後に切断するニキをこの世から消し去りたい人の話

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こんにちは、ヒマワリです。

消し去りたいシリーズ3回目です。
今回は巷で最近話題のアレの話です。
暇つぶし程度にどうぞー。




マスターデュエル盛り上がってますね。
ランクマもシーズン2で、上のランクにあがろうと頑張っている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、「先攻後攻のコイントス後に切断するニキ」が少なからず出てきてしまっているようです。




切断とは無縁の為詳しいことは分かりませんが、現在のマスターデュエルの仕様として、コイントスで先攻後攻が決まったタイミングで切ると現状ペナルティなしにゲームを無かったことにできます。

遊戯王は先攻が基本的に有利です。
だから後攻になった瞬間切断して負けの可能性を断ち切っているのです。

切断ニキのメリットデメリットとは何でしょうか。


メリット

現在のマスターデュエルのランクマッチの仕様として、連勝すればランクが上がりジェムを貰える。

逆に負ければランクアップから1勝分遠退く形になります。

ランクダウンを恐れて切断するという心理、若しくは早くランクアップのジェムを貰いたいというところでしょうか。



ただ、現状プラチナIになってもなにかメリットがあるわけでもなく、プラチナ帯でランクアップしても5パック前後買える程度のジェムしか貰えません…



デメリット

圧倒的に時間の無駄であることです。
負けのデメリットがランクアップに1勝分遠退くだけなので、負けそうになったらサレンダーすれば良いです。
先攻有利だとしても普通に捲れます。




上記のことを踏まえると、切断ニキは、

①再起動する手間をしてでも後攻はやりたくない。
②切断ニキになってでもランクアップしたい。(メリットなし)
③切断ニキになってでもランクアップ時のジェムが欲しい。(少量)



と考えているのだと思います。

①はもはやゲームする気ないです。なんでこのゲームやってるんでしょうか。
②はあまりにもメリットがないです。公式からのサポートやプレゼントがあれば話は別になるかもしれませんが。
③はもう何も言えないです。ランクアップ報酬のジェムで何ができる。


上記の内容で思います。




マスターデュエルというか遊戯王向いてないから辞めろ。

遊戯王 【魔術師】《調弦の魔術師》準制限緩和によってできるようになったこと

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こんにちは、ヒマワリです。

2022.4月改定で《調弦の魔術師》が準制限になりました。
マスターデュエル内ではスタートから準制限だったので、予想していた人も多いのではないでしょうか。

今回の記事は、《調弦の魔術師》が準制限になってできることを改めて話していこうと思います。
 

 

 

 

 

 

 

 


【魔術師】自体の解説はこちらからどうぞ。



0.そもそも《調弦の魔術師》とは



《調弦の魔術師》は、レベル4ペンデュラムチューナーであり、手札からしかペンデュラムできないものの出た時にデッキから「魔術師」ペンデュラムモンスターを効果無効(場から離れたら除外)で特殊召喚できるモンスターです。

チューナーというスペックは《水晶機巧-ハリファイバー》に繋がることからも優秀で、スケールも8且つパンプ効果も場合によっては《紫毒の魔術師》よりも優秀なタイミングがあります。

【魔術師】が本格的に規制をくらったタイミングで制限カードに指定され、以降緩和はなかったカードです。
ただ、同タイミングで規制がかかったカードとは違い、結局はペンデュラムしないと真価を発揮できない且つ1枚でも2枚でもやれることは基本同じのカードの為、いつ帰ってきてもおかしくなかったです。


《調弦の魔術師》が実際1枚→2枚になってし易くなった・できるようになったことは大きくまとめて2つだと思いますので、解説していきます。



1.展開の伸び・誘発の受けが良くなった

 

 


単純に《調弦の魔術師》の枚数が増えた=引ける可能性が高くなったということです。
効果で1枚が2枚分になるわけですから、その分展開できる盤面が伸びますし、下振れ展開の可能性が減り、動画のような上振れ展開の可能性も増えたことは良いことです。

《調弦の魔術師》で出したカードは効果無効でフィールドから離れた場合除外されますが、動画のように《深淵に潜む者》の素材にし墓地経由で出すことにより効果を使っていけます。


また、ペンデュラム後の枚数が増える=手数が増えるということなので、《無限泡影》などの誘発を打たれても乗り越える可能性が高まったのも良い点ですね。

先攻で《深淵に潜む者》を立てていけないパターンであれば《時読みの魔術師》、後攻であれば《星読みの魔術師》を出すことを推奨しています。
理由としては、展開が何かしらの原因でストップした際に、《水晶機巧-ハリファイバー》と《時読みの魔術師》によって《TG ワンダー・マジシャン》からのバック破壊とシンクロ8の妨害を構えることができるからです。
バック破壊を自分のスケールの《紫毒の魔術師》にすればモンスター破壊にも変わります。
後攻が《星読みの魔術師》がいいのは、《水晶機巧-ハリファイバー》から出す《灰流うらら》とで強力なシンクロ8を立てやすくし、後攻捲りをやりやすくする意図があります。


上記のように、状況にあわせて必要なレベルのモンスターを用意できますので、誘発の受けを広く考えて出すカードを選択していきたいですね。




2. 《アストログラフ・マジシャン》で回収できるようになった



【魔術師】において、1か2かでは大きな違いがあり、それが《アストログラフ・マジシャン》の存在です。

ペンデュラムしたいものの、手札にあるスケールの関係や、《慧眼の魔術師》を《賤竜の魔術師》で回収する流れを作らなければならない時に、《慧眼の魔術師》の初動の相方は「魔術師」上スケールである必要があるため、やむなく《調弦の魔術師》を貼らなければならないパターンが必ず出てきます。

元々は制限カードの為、《アストログラフ・マジシャン》で回収することができませんでしたが、今後は回収していけるようになったので召喚権で回収した《調弦の魔術師》を出すことにより《水晶機巧-ハリファイバー》にタッチできるようになりました。

《慧眼の魔術師》を回せる展開で、余分なカードを入れずチューナーを手に入れれるようになった部分は大きく、行動の択がさらに広がったように思います。




また、《調弦の魔術師》をスケールに貼っても、《星霜のペンデュラムグラフ》で2枚目を回収してペンデュラムすることもできるようになったのは、仕方ないと諦めている部分が改善されてたことなので助かります。




特殊な手札ですが、1枚なら《竜剣士ラスターP》で回して《星霜のペンデュラムグラフ》を無理やり起動させることができませんでした。
《調弦の魔術師》が2枚になったことにより《竜剣士ラスターP》で無理やり回して《星霜のペンデュラムグラフ》で下スケールを回収すれば、手札の《調弦の魔術師》をペンデュラムできるようなるので、最低限の動きをすることができるようになりました。



3.さいごに

ここまで読んで頂きありがとうございました。

ざっくりですが、《調弦の魔術師》が2枚になったことによる影響について書きました。

【魔術師】の1番欲しいところの、「ペンデュラム前に《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を成立させる」は解消されてないものの、勇者ギミックが減って《無限泡影》等が強く打てる環境に切り替わったタイミングで「誘発に対して手数で貫通しにいく」という部分が強化されたのは非常に大きいと感じます。
 

 

 

 

余談ですが、定期的に行なっているツイキャスや特殊な展開パターンなどを載せるためにYouTubeチャンネル開設しました。
【魔術師】をどう使うのかイメージがつかない人は、ツイキャスに来ていただくか、YouTubeにアップしたアーカイブなどを参考にしていただければと思います。




それでは、また、どこかで。

遊戯王 【エクソシスター】 カード役割・基本展開解説

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こんにちは、ヒマワリです。

 

今回の記事は、「POWER OF THE ELEMENTS」で強化される【エクソシスター】についてです。

 

【エクソシスター】に関して最初の記事ですので、モンスターの役割や基本展開をメインに紹介します。

どんなモンスター効果なのか、どういう妨害が作れるのかイメージしたい人向けの記事になります。

 

 

 

 

0.サンプルレシピ

 

 

 

今回はこの構築で採用しているカードにて紹介していきます。

 

 

 

 

1.【エクソシスター】とは

 

 

新規の《エクソシスター・マルファ》を除いて、

 

「自分・相手の墓地のカードが相手によって墓地から離れた場合に発動できる。

「エクソシスター」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。」

 

 

という共通効果を持ちます。

 

「エクソシスター」モンスターがいると、ある程度墓地に干渉するカードを抑制することができますが、「相手によって」なのでかなり受動的で使いづらい効果になっています。

 

しかし、新規の《エクソシスター・マルファ》のおかげで展開することへのハードルが大幅に下がり、重ねる効果をおまけ程度に考えることができるようになりました。

 

後述しますが、他のテーマと比べても除去性能が高く、状況に合わせてエクシーズモンスターを選んで効果を使っていけるのは非常に良いです。

 

 

 

 

2.【エクソシスター】採用カード解説

 

 

《エクソシスター・マルファ》

 

POWER OF THE ELEMENTS」で登場する下級モンスターで、「エクソシスター」モンスターの中で唯一自身から墓地に干渉してもエクシーズできるモンスターです。

 

つまり、自分で《墓穴の指名者》を打っても起動できますし、《エクソシスター・ミカエリス》で墓地を除外しても起動できます。

 

 

このモンスターの1番強い部分は、「エクソシスター」しか出せない制約はかかるもののデッキから《エクソシスター・エリス》を特殊召喚し、召喚権を使わずに「エクソシスター」エクシーズモンスターを出せることです。

 

展開における大革命で、初動にしても強いですし、《エクソシスター・カスピテル》でサーチしてきた後に効果を使えて横にもう1体「エクソシスター」エクシーズモンスターを並べることができます。

そして「エクソシスター」エクシーズモンスター2体で《エクソシスターズ・マニフィカ》を出すことができるので、相手ターンの妨害用意もばっちりです。

 

このカードを使用した展開は後述します。

 

 

 

 

「エクソシスター」モンスターがいると、手札から出せるモンスターです。

 

「エクソシスター」モンスターを2体並べることが【エクソシスター】の初動として重要なので、単純ですが優秀な効果です。

 

《エクソシスター・マルファ》で出てくる為、リソース管理としてデッキ内の《エクソシスター・エリス》の枯渇スピードが早くなる点は気をつけなければなりません。

 

 

 

 

手札から「エクソシスター」モンスターを出せる効果があります。

 

《エクソシスター・エリス》の部分でも触れましたが、「エクソシスター」モンスターを初動で2体揃えることが重要ですので、地味ながら大切な効果です。

 

 

 

 

《エクソシスター・エリス》や《エクソシスター・ステラ》と異なり、場に「エクソシスター」モンスターを並べる効果はありませんが、ドロー効果があります。

 

リソースをなるべく稼いでおきたいので、「エクソシスター」モンスターのカサ増しの意味でも23は欲しいと思います。

 

 

 

 

テーマカードあるあるのサーチカードです。

 

《エクソシスター・マルファ》の登場でだいたい《エクソシスター・マルファ》をサーチするようになりました。

 

 

 

 

デッキから「エクソシスター」モンスターを2体呼べる強力な罠です。

 

相手が墓地を弄る効果にチェーンして打つ事で、出してきた「エクソシスター」モンスター2体が即座にエクシーズ召喚することができます。

自分のターンに展開のために打つのも良いですね。

 

基本的には《エクソシスター・ミカエリス》でサーチします。

 

 

 

《エクソシスター・リタニア》

 

 

POWER OF THE ELEMENTS」で登場する新規カードで、フィールド・墓地のカードを除外できます。

 

さらに追加も強く、エクシーズ召喚するか追加の対象を取らない除去を行えます。

 

《エクソシスター・バディス》で出した「エクソシスター」モンスターを能動的にエクシーズしたり、《エクソシスターズ・マニフィカ》の効果でエクシーズ済であれば追加の除去も行えます。

 

こちらも基本的には《エクソシスター・ミカエリス》でサーチします。

 

 

 

 

エクシーズしたターンに除去できる効果と、「エクソシスター」魔法罠をサーチできる効果があります。

 

地味に墓地も除外できるので、横に《エクソシスター・マルファ》がいれば能動的に《エクソシスター・マルファ》だけでエクシーズ召喚することができます。

 

 

 

 

こちらは「エクソシスター」モンスターをサーチします。

また、エクシーズ召喚した時にこのターン墓地からの蘇生ができなくする効果もあります。

 

《エクソシスター・マルファ》を使っていなければ《エクソシスター・マルファ》、使っていれば横に「エクソシスター」エクシーズモンスターを並べる用のモンスターか次ターンのリソース回収をします。

 

 

 

 

擬似《深淵に潜む者》です。

墓地を使うテーマは多く、刺さるテーマにはとことん刺さるので非常に優秀です。

 

起動効果も手札バウンスの為、除去役としても優秀です。

 

 

 

 

エクシーズ召喚したターンに《無限泡影》が打てるのと、パンプ係です。

 

他の「エクソシスター」エクシーズモンスターと比べて地味ですが、「エクソシスター」縛り下で打点を供給できるのは偉いです。

 

 

 

 

「エクソシスター」エクシーズモンスター2体で作るエクシーズモンスターです。

《エクソシスター・マルファ》の登場で一気に出しやすくなりました。

 

2800打点の2回攻撃、好きなタイミングで対象をとらない除外、相手の行動に合わせてエクシーズチェンジと強いことしか書いてません。

 

エクシーズチェンジの効果は基本的に《エクソシスター・ミカエリス》か《エクソシスター・カスピテル》になりますが、これは相手のデッキに合わせて選ぶと良いです。

 

ちなみに《エクソシスター・ミカエリス》であれば、

 

①《エクソシスターズ・マニフィカ》で1除去

②《エクソシスター・ミカエリス》で1除去

③《エクソシスター・リタニア》で追加効果込みで2除去

 

できるのがかなり強いですね。

 

 

 

 

「エクソシスター」カードではありませんが、このデッキにおけるリソース回収権展開札の為紹介します。

 

【エクソシスター】は消費が少々荒い部分があり、その部分を補ってくれます。

素材回収か墓地蘇生は毎ターン使うことができ、先攻展開補助はもちろん3ターン目の攻め手にも使えるのは非常に助かります。

 

被りを気にしないくらい強く、個人的には3枚推しのカードです。

 

 

 

 

 

3.展開パターン

 

 

 

 

 

 

基本2枚展開で、

 

《エクソシスターズ・マニフィカ》

《エクソシスター・リタニア》

 

 

を構えることを目指しています。

これは先程も話しましたが、

 

 

①《エクソシスターズ・マニフィカ》で1除去

②《エクソシスター・ミカエリス》で1除去

③《エクソシスター・リタニア》で追加効果込みで2除去

 

 

を目指せますので、妨害性能としてはかなり良いと思います。

 

 

 

 

 

4.さいごに

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

【エクソシスター】の効果の把握や展開のイメージができたなら幸いです。

 

現在判明している新規カード以外にも、《エクソシスター・アソフィール》と《エクソシスター・ジブリーヌ》のエクシーズ体も約束されているようなものなので、今後の強化にも期待できるテーマですね。

 

 

それでは、また、どこかで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


遊戯王 【P.U.N.K.幻影騎士団】 構築と対環境プランについて

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こんにちは、今期【魔術師】が使えず【幻影騎士団】で遊んでいたヒマワリです。

 

今回の記事は、今期使っていた【幻影騎士団】の話をしていきます。

プランがたくさんあり、かなり良くまとまったので興味がある方は是非最後まで読んで試して頂きたいなと思います。

 

 

 

 

1.サンプルレシピ

 

 

 

 

今期最後に使用した構築です。

NoP.U.N.K.ギミックを採用し、上振れ且つ誘発貫通を狙います。

 

各ギミックの説明やサイドカードの役割は後述します。

 

 

 

 

2.【幻影騎士団】の強み

 

 

世は【スプライト】環境で、先攻は強くて当たり前、そして後攻が全プレイヤーの課題となっています。

 

先攻後攻共に戦え、モンスターとバックの両方に妨害を構えられ、《天霆號アーゼウス》が比較的に出せ、リソースを残せるデッキを考えた際に、《禁じられた一滴》も積める【幻影騎士団】に目をつけました。

 

誘発を受けた際に落とし所も用意でき、《幻影霧剣》もわりと強く機能するのも良いですね。

 

 

①先攻で目指す盤面

 

 

《ヴェルズ・ナイトメア》でスプライトモンスターの展開を止めつつ、《FNo. 未来龍皇ホープ》と《幻影霧剣》でそれを補助します。

墓地には4種の幻影モンスターが《虚空海竜リヴァイエール》のおかげで戻ってきているので、リソース面の心配もほぼありません。

 

また、墓地に《幻影霧剣》や《幻影翼》があれば、《幻影騎士道精神団ブレイクソード》を《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》のリンク先に出し着地狩りも狙えます。

 

誘発の打たれ方や避け方によって《幻影霧剣》の枚数が左右したり、《ヴェルズ・ナイトメア》が出ないか、次ターンの墓地リソースを若干削って《FNo. 未来龍皇ホープ》に向かわず《ヴェルズ・ナイトメア》に向かうこともあります。

 

NoP.U.N.K.ギミックで上振れや誘発貫通を狙えるので、NoP.U.N.K.ギミックが展開に絡んでるか絡んでないかで展開の仕方も変わってきます。

 

 

②後攻の考え方

 

 

《禁じられた一雫》が積めつつ、墓地で動かせるテーマなのがかなり良く、なくとも比較的簡単に《天霆號アーゼウス》に向かえるのがいいですね。

 

 

また、シンクロ6枠として《スターダスト・チャージ・ウォリアー》を採用しています

《サイコトラッカー》経由で出すことにより、打点が2600になりスプライト盤面に全殴りできます。

擬似《天霆號アーゼウス》のようなことができ、《次元障壁》でエクシーズ宣言された時にも使えるのがよいです。

 

また、Gのストップとして、《幻影霧剣》に触れない時は《彼岸の黒天使 ケルビーニ》、触れる時は《スターダスト・チャージ・ウォリアー》でドローしていきます。

 

 

 

主に使用するのはサイド後の《精神操作》を打った後ですが、《暗影の闇霊使いダルク》で奪ったレベル2とで作り、3200打点で殴ってから《天霆號アーゼウス》を狙います。

 

《暗影の闇霊使いダルク》に対して効果無効破壊されても、未界域モンスターか幻影モンスターを回収できるのもリカバリーがきいてて良いですね。

 

 

 

3.NoP.U.N.K.ギミック

 

 

レベル3供給な補助と、上振れ且つ誘発貫通のギミックです。

 

NoP.U.N.K.フォクシー・チューン》で《NoP.U.N.K.ディア・ノート》を出して、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を出しつつ《NoP.U.N.K.ディア・ノート》の効果で《NoP.U.N.K.セアミン》を蘇生できるので、ガチャしつつレベル3も再度供給していけます。

 

ここで最悪幻影要素に触れなくても墓地に闇さえいれば、《暗影の闇霊使いダルク》経由から《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を蘇生して《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》にいくこともできます。

 

《混沌魔龍 カオス・ルーラー》は3ターン目以降の打点にも使えますね。

 

 

 

4.サイドチェンジ後

 

 

先攻の枠はかなり少なめですが、展開の着地点である《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》や、おまけで蘇生した《混沌魔龍 カオス・ルーラー》で打てます。

 

 

 

かなり枠を取ってしまいますが、1枚でのバリューが非常に高いです

また、【ティアラメンツ】が一定数増えてきているので《旧神ヌトス》も入れた6枠とっています。

 

 

引いている枚数や他のカードとの重ね引きでパワーが変わってきます。

 

1枚の場合は《スプライト・エルフ》をもらって闇属性モンスターとで《暗影の闇霊使いダルク》を作り、奪ったレベル2とで《ギガンティック・スプライト》、3200打点で殴ってから《天霆號アーゼウス》を狙います

この《暗影の闇霊使いダルク》に効果無効破壊をくらっても未界域モンスターか幻影モンスターが手に入るので、そこから再度動くことになります。

 

6枚目に《増殖するG》を引いても、ドローフェイズで打って《餅カエル》の出す効果を牽制しつつ、《精神操作》で《スプライト・エルフ》を対象にした際に効果を使わせにくくし、貰った《スプライト・エルフ》で《増殖するG》を出して《ギガンティック・スプライト》に向かえます。

 

 

2枚の場合は、追加で《魔知ガエル》をもらい、そのまま《ギガンティック・スプライト》に行ける為、召喚権不要で《天霆號アーゼウス》を狙います。

 

《ブラック・ホール》や《サンダー・ボルト》を比較的環境で見る為、「《精神操作》なんかに《餅カエル》は使わない」ことが多く、比較的通りやすくてリターンが大きいカードとして評価しています。

 

また、【ティアラメンツ】に対しても、盤面にいる処理しにくい闇の融合モンスターを除けながら追加のモンスター1体召喚で《暗影の闇霊使いダルク》経由の《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》まで到達できるのが偉すぎますね。

 

 

 

《禁じられた一雫》や《緊急テレポート》と同じく、スタンバイフェイズの《餅カエル》の出す効果の前のドローフェイズ内で打てる速攻魔法であり、コストも強く使えるのがかなり噛み合っています。

 

《天霆號アーゼウス》に到達できるハンドだが、バックのカードが怖いのは多々あると思うので、なるべく多めに積みたいカードです。(【ティアラメンツ】が増える前は《旧神ヌトス》ではなく《ツインツイスター》が3枚でした)

 

 

 

 

5.さいごに

 

 

 

 

簡単にでしたが、今期やっていたプランをまとめた記事でした。

 

墓地ガチャガチャ結構楽しかったし、誘発の受けが良いデッキなのでよければ使ってみて試して頂けると嬉しいです。

 

 

それでは、また、どこかで。

遊戯王 2022.7月制限【セレーネ型魔術師】 展開方法・構築について

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こんにちは、ヒマワリです。

今回の記事は、《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止になった2022.7月制限の【魔術師】についての記事です。

 

《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止になったことによりどのような影響があったのかを、サンプルレシピや採用理由、展開などを紹介しながら解説していきます。

 

 

【魔術師】における、各カードの基本的な役割は下記記事を参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

1.サンプルレシピ

 

 

 

 

 

 

2022.7月制限で行われた蓮杯は7-22位、京都河原町ドラスタCSでは5-1で同率3位でした。

 

蓮杯と京都河原町ドラスタCSでは若干レシピが異なりますが、現実最終は画像の京都河原町ドラスタCSの構築にしてます。

 

 

 

 

2. 《水晶機巧-ハリファイバー》禁止の影響

 

 

《水晶機巧-ハリファイバー》が2022.7月制限で禁止になったことにより、下記内容が課題となりました。

 

①誘発の受け方

②相手ターンの柔軟な妨害性能

③シンクロモンスターによる攻め手

④上振れの消化方法

 

 

①〜③に関しては、代わりにできるものがなく、相手ターンでの柔軟な動きができなくなってしまったのが本当に痛いと感じます。

 

 

 

 

 

④に関しては、動画のように《灰流うらら》を回収するなどの、上振れたパターンの落とし所として決めていたことができなくなり、上振れた場合の展開も考える必要がでてきました。

 

元々、リンクとシンクロはペンデュラムとは相性が良いので、その1つが簡単にできなくなったのはかなり厳しいです。

 

 

 

 

3.《神聖魔皇后セレーネ》型の展開方法と考え方

 

 

《水晶機巧-ハリファイバー》を失いましたが、《調弦の魔術師》が無制限になったので《星刻の魔術師》を出しやすくなり、そこから《神聖魔皇后セレーネ》を出して展開を横にひろげるタイプに移行しました。

ただし、手札リソースは相変わらず残せるような形にしています。

 

 

 

 

 

基本的な考えとしては、《星刻の魔術師》で展開若しくは最終的にスケールに置くカードを用意しつつ、《慧眼の魔術師》のスケール効果を1回破壊身代わりして《EMオッドアイズ・シンクロン》を墓地に送ります。

その《星刻の魔術師》を素材に《神聖魔皇后セレーネ》を成立させて墓地に闇魔法使い族モンスターを貯めて再展開。

最後に《神聖魔皇后セレーネ》か《黒牙の魔術師》で《EMオッドアイズ・シンクロン》を蘇生してスケールの《賤竜の魔術師》とシンクロし《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の成立を目指します。

 

 

 

初めに言っておくと、前期までのタイプとは全く違う思考をしなければならない為、慣れるまでにかなりの時間がかかると思います。

 

今までの展開と大きく違うのは、展開解体展開をして盤面を作っていくことです。

これが非常にややこしいです。

 

 

今までは発動無効系ではなく臨機応変に盤面に触り妨害していくことを強みとしてゲームプランを立てていたのですが、その根幹となる《水晶機巧-ハリファイバー》がいなくなってしまった為、《拮抗勝負》などのカードの受けが非常に悪くなってしまいました。

そうなってきた場合に、それらを止めれる発動無効系が必要となってくるので、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を先攻展開中に成立させることが非常に重要になってきます。

 

基本展開の延長で《ヴァレルロード・S・ドラゴン》成立且つ妨害とリソースの両立を考えた結果、墓地でカードを回すプランにしました。

作ってから気が付きましたが、《星刻の魔術師》で何を回収して何を落とすか、何回《黒牙の魔術師》を使えて何を蘇生できるか、盤面が埋まらないようにどの流れで展開するかを考えた上で相手の妨害をどう読むかの思考もしなければならない為、非常に難解なデッキになってしまいました。

 

ただ、めちゃくちゃプレイが難しくなった分、新しい展開ができるようになり、さらに色んな角度から展開を考えれるようになっています。

数こなさないと慣れないと思いますので、まずは触ってみて慣れてもらいたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

展開パターン①と同じ手札で、最終的な手札リソースを残しつつ《深淵に潜む者》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》どちらかの成立だけを狙うパターンもあるので、対面と状況に合わせて変えていく動きもできます。

 

 

 

 

 

《調弦の魔術師》を絡められると展開がかなり楽になります。

無制限になって、初手に来る確率も高くなったのが良いですね。

 

 

 

 

 

ペンデュラム前に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が成立すると、《召命の神弓-アポロウーサ》を先に出していくこともできます。

 

 

4.メイン・エクストラデッキの変化

 

 

《水晶機巧-ハリファイバー》がなくなったことにより、チューナーへのアクセスへの評価が著しく下がった為、《おろかな埋葬》《亡龍の戦慄-デストルドー》が抜け、《水晶機巧-ハリファイバー》で出す用兼手札誘発の《エフェクト・ヴェーラー》も抜けました。

 

《おろかな埋葬》自体はペンデュラム前に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を成立させるギミックとして優秀だった為、《覇王眷竜ダークヴルム》が準制限になった再度投入する価値はあると思っています。

 

 

 

《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》は《水晶機巧-ハリファイバー》がいなくなっても今期も続投です。

 

基本的に+1になるカードに変換できてサーチ・蘇生にターン1がなく、1本目や先行の安定性アップ且つ後手全抜きでサイドカードに変換できます。

ドラゴン族モンスターの蘇生効果は若干使いづらくなったものの、リソースゲームとライフの取り方などを考えても必須だと思います。

 

 

 

《水晶機巧-ハリファイバー》関連が抜けた枠です。

3種は上記で説明した通りで、《IPマスカレーナ》は先攻はもちろん後攻で捲った後の蓋としても機能しやすい点を評価して採用しています。

 

《サンダー・ボルト》や《拮抗勝負》を《召命の神弓-アポロウーサ》に集約変換して避けたりできるのは良いですね。

《アーティファクト-デスサイズ》への《無限泡影》をかわせたりするのも《水晶機巧-ハリファイバー》感があっていいです。

 

 

 

 

5.さいごに

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止になったら遊戯王辞めると言いながらも、自身で納得できるプランを見つけられて耐えました。

 

今まで【魔術師】を使っていた人でも、回し方になかなか苦戦するとは思いますが、前以上にやれることが増えているので回していて楽しいと思います。

 

ぜひ、組んで遊んでみてもらいたいなと思います。

 

 

それでは、また、どこかで。

遊戯王 【魔術師】2022.10月制限 《虹彩の魔術師》準制限化の影響とゲームプラン

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こんにちは、ヒマワリです。

 

今回の記事は、2022.10月制限より《虹彩の魔術師》が準制限になったことに対する構築・プレイの変化について書きます。

 

《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止になった後の《神聖魔皇后セレーネ》型の基本展開などは、前回の記事を参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

1.《虹彩の魔術師》準制限

 

 

《虹彩の魔術師》が準制限になったことによる1番の変化は、《賤竜の魔術師》でエクストラデッキから回収せずとも《アストログラフ・マジシャン》で直接デッキから2枚目を加えられ、2種の「ペンデュラムグラフ」を揃えやすくなったことですね。

 

これは非常に大きな意味があり、ここ最近緩和された《調弦の魔術師》のように「今までよりプレイしやすくなった」緩和ではなく明確に「新しくプレイできるようになった」緩和です。

 

《神聖魔皇后セレーネ》を使用する展開のネックになっていた、割る回数と蘇生する回数が噛み合わず「ペンデュラムグラフ」カードが1種類しか手に入らない展開が存在する問題がほぼ解消され、展開軌道にのれば基本2種の「ペンデュラムグラフ」を揃えられるようになったのは非常に大きいです。

 

 

 

リソース重視で展開したら(とはいえ、効果無効2回に魔法無効1回に好きなタイミングで2枚破壊する)、3枚パターンでも手札がモリモリ増えますし、結構バグです。

 

《星刻の魔術師》を使用し「魔術師」カードだけの展開でも2種の「ペンデュラムグラフ」を獲得しながら十分な展開を行えるようになったことから(《調弦の魔術師》が無制限になったことも大きな影響がある)、構築に大きな変化をもたらしてくれました。

その話は後述します。

 

 

 

2.《聖菓使クーベル》採用

 

 

《簡易融合》で出せる海外新規ペンデュラムモンスターが日本でも使えるようになりました。

 

ペンデュラム前に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を立てにいけるのは評価が高く、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》のドローで《簡易融合》を引いても闇ペンデュラムモンスターであることから《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の素材にして展開を伸ばすことができ、《簡易融合》をいつ引いても良いのは助かります。

 

《簡易融合》が正規召喚扱いの為、1度出せばそれ以降ペンデュラムでエクストラデッキから出すことができ、レベル5なので余った《灰流うらら》とでシンクロ8をしていけるのも良いです。

 

 

 

3.ンプルレシピ

 

 

 

「魔術師」要素だけで戦えるまで緩和された為、ドラゴンギミックが抜けて枚数が減りました。

 

 

元々ドラゴンギミックを入れていたのは、

 

①規制によるパワーダウンを補う為

②初動かつ《水晶機巧-ハリファイバー》に繋げやすくする為

③サイドチェンジ枠の確保

 

だったのですが、

 

①に関しては緩和で「魔術師」ギミックのみで安定して戦えるようになったこと。(全盛期に戻りつつあり、全盛期では不要だった要素の削除)

②は《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止でチューナーにアクセスする意味が薄くなったこと。

③は《簡易融合》などのギミックや後手の《EMオッドアイズ・シンクロン》や《EM天空の魔術師》の枚数を調整することで、サイドチェンジ枠をとれるようになっていること。

 

上記のことからから、もう補完役割から消して良いと判断しました。

 

《水晶機巧-ハリファイバー》の禁止により、ドラゴンシンクロモンスターがポンポン出しにくくなり《超天新龍いオッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》を《賤竜の魔術師》で拾って蘇生につなげることも減ったのも大きな理由の1つです。

 

後攻サイドチェンジ枠としては、《天空の魔術師》-1、《EMオッドアイズ・シンクロン》-1、《デュエリスト・アドベント》-3、《簡易融合》-16枠取れるので十分です。

 

 

 

4.環境に合わせた展開

 

 

基本的には、動画のような盤面を作っていくことを目標としており、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》と《時空のペンデュラムグラフ》がある【竜剣士】的な盤面になります。

 

《拮抗勝負》がサイドチェンジ後から入れられることから、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》が成立することの意味は大きいです。

 

 

 

 

また、《ディメンション・アトラクター》を入れれるどころかサーチ・使い回しまでできるので、【ティアラメンツ】などのテーマに対してサイドチェンジ後から先攻1枚、後攻2枚強気に入れていくことができます。

 

 

 

さいごに

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

《調弦の魔術師》が無制限、《虹彩の魔術師》が準制限に緩和されたことで、サブギミックに頼らなくても安定して【魔術師】として戦えるまでに戻ったと思います。

 

《水晶機巧-ハリファイバー》が使えた時よりも最終盤面の柔軟性は落ちてしまっていますが、パワーと安定性、ゲームプランの作りやすさは健在なので、環境次第ですが全然やれると思います。

 

 

 

それでは、また、どこかで。

遊戯王 マスターデュエル【セレーネ型魔術師】2022.10月制限 展開・ゲーム展開に関する考え方

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こんにちは、ヒマワリです

マスターデュエルでも《聖菓使クーベル》が使えるようになり、OCG制限と同じ構築が組めるようになりました。

 

今回の記事は、マスターデュエルにおける《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止となり移行した《神聖魔皇后セレーネ》型の【魔術師】の基本的な考え方をまとめた記事となります。

 

 

基本的なカードの役割は過去記事を参考ください。

 

 

 

 

 

 

1.【魔術師】デッキとは

 

 

 

【魔術師】は、【E M】や【オッドアイズ】と相性が良く、その複合デッキになります。

 

「《デュエリスト・アドベント》→ EMペンデュラム・マジシャン》EMドクロバット・ジョーカー》好きな魔術師カード  という形で繋がっており、最後に《慧眼の魔術師》をサーチすれば好きな魔術師カードをスケールに用意することができます。

デッキ枚数は比較的多いですが、引いて困るゴミ要素を採用しなくて良いのと、多くのカードがサーチで繋がっている為、特定の何かのカードを引かなければ成り立たないデッキではなく、枚数の多さは見た目ほど気になりません。

 

 

 

 

魔術師カードはペンデュラム効果とモンスター効果がどちらも強く、 展開系のデッキでありながらリソース重視のロングゲームも得意です。
各カードのスペックが高いのは勿論、状況に合わせ火力のあるエクストラモンスターを駆使して戦うことができます。

また、ペンデュラムデッキでありながら《神の宣告》などの召喚無効すら乗り越えて戦えたりします。

 

 

 

勘違いしてはいけないのではじめに明言しておくと、【魔術師】は展開系ではなく、展開のできるミッドレンジです。

ここの認識を誤ると勝率は伸びません。

 

対面の妨害に対する展開の落とし所を考えれたり、伏せカードの読み方踏み方によって結果が大きく変わるため、その辺りの能力が要求されるデッキです。

そう聞くととても難しいように聞こえますが、練習量に応じてどんな盤面でも処理できるようになるので、まずはひたすら回して失敗を繰り返しながら反省点を次のゲームに生かしていくのが良いでしょう。

 

 

 

 

2.展開の考え方

 

 

 

 

目指すべき盤面としては、

 

《召命の神弓-アポロウーサ》(2素材)

No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》

《ヴァレルロード・S・ドラゴン》

《深淵に潜む者》

 

《時空のペンデュラムグラフ》

《星霜のペンデュラムグラフ》

《紫毒の魔術師》

 

+手札リソース45

 

 

これが、基本的な展開例になります。《賤竜の魔術師》や準制限カードになった《虹彩の魔術師》を使いながら、《星霜のペンデュラムグラフ》と《時空のペンデュラムグラフ》どちらも獲得しながらリソースをかき集め、3ターン目の勝ちを強く意識した形です

 

展開の基本的な考え方としては、《星刻の魔術師》で展開若しくは最終的にスケールに置くカードを用意しつつ、《慧眼の魔術師》のスケール効果を1回破壊身代わりして《EMオッドアイズ・シンクロン》を墓地に送ります。

その《星刻の魔術師》を素材に《神聖魔皇后セレーネ》を成立させて墓地に闇魔法使い族モンスターを貯めて再展開。

最後に《神聖魔皇后セレーネ》か《黒牙の魔術師》で《EMオッドアイズ・シンクロン》を蘇生してスケールの《賤竜の魔術師》とシンクロし《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の成立を目指します。

 

展開解体展開をするので慣れるまでかなり練習がいりますが、何回も巻き戻して練習するのが良いと思います。

 

 

 

【モンスター盤面】

《ヴァレルロード・S・ドラゴン》か《深淵に潜む者》かどちからしか立たないことが多いので、マスターデュエルでは《ヴァレルロード・S・ドラゴン》優先で良いでしょう。

 

《召命の神弓-アポロウーサ》は2素材ですが、《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の攻撃吸収効果や《時空のペンデュラムグラフ》の妨害により2回分使っていきやすいです。

 

 

【魔法・罠盤面】

《時空のペンデュラムグラフ》によりフリーチェーンで相手の動きに合わせて妨害ができます
《時空のペンデュラムグラフ》で破壊する対象を《紫毒の魔術師》にすれば、《紫毒の魔術師》の効果で追加でもう1枚破壊を行うことができます。

また、《星霜のペンデュラムグラフ》もあるので、《時空のペンデュラムグラフ》で魔術師カードを破壊した後、さらに新たな魔術師カードをサーチすることができます。

妨害しながら次のターン用のカードも用意する形を作れるのは3ターン目の展開に繋がるのでかなり良いですね。

 

 

【手札リソース】

3ターン目以降の安定した攻め手スケールである《慧眼の魔術師》や《賤竜の魔術師》などの手札リソースを45枚獲得でき、相手ターンの《星霜のペンデュラム》のサーチも入るのでリソース面でも圧倒的差をつけれます。

 

 

 

 

 

このように相手に合わせた妨害を構築でき、次のターンのリソースを集め、堅実に勝ちを目指していきます。

2ターン目の妨害で決着をつける考え方ではなく、2ターン目に相手のリソースを削り生存し、膨大な手札リソースにて3ターン目に決着をつける考え方です。

 

 

 

 

3.新制限と新カード

 

 

マスターデュエルでも虹彩の魔術師が緩和され、《賤竜の魔術師》で回収しなくても2種の「ペンデュラムグラフ」を揃えることができるようになりました。

 

これは非常に大きな意味があり、ここ最近緩和された《調弦の魔術師》のように「今までよりプレイしやすくなった」緩和ではなく明確に「新しくプレイできるようになった」緩和です。

 

《神聖魔皇后セレーネ》を使用する展開のネックになっていた、割る回数と蘇生する回数が噛み合わず「ペンデュラムグラフ」カードが1種類しか手に入らない展開が存在する問題がほぼ解消され、展開軌道にのれば基本2種の「ペンデュラムグラフ」を揃えられるようになったのは非常に大きいです。

 

 

 

 

リソース重視で展開したら(とはいえ、効果無効2回に魔法無効1回に好きなタイミングで2枚破壊する)、3枚パターンでも手札がめちゃくちゃ増えます。

 

《星刻の魔術師》を使用し「魔術師」カードだけの展開でも2種の「ペンデュラムグラフ」を獲得しながら十分な展開を行えるようになったことから(《調弦の魔術師》が無制限になったことも大きな影響がある)、非常に安定性が増しました。

 

 

 

《簡易融合》で出せる海外新規ペンデュラムモンスターがマスターデュエルでも使えるようになりました。

 

ペンデュラム前に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を立てにいけるのは評価が高く、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》のドローで《簡易融合》を引いても闇ペンデュラムモンスターであることから《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の素材にして展開を伸ばすことができ、《簡易融合》をいつ引いても良いのは助かります。

 

《簡易融合》が正規召喚扱いの為、1度出せばそれ以降ペンデュラムでエクストラデッキから出すことができ、レベル5なので余った《灰流うらら》とでシンクロ8をしていけるのも良いです。

 

 

 

4.さいごに

 

ここまで読んで頂きましてありがとうございます。

 

マスターデュエルでもOCG制限と同じ構築で使えるようになった為、かなり練習がしやすくなりました。

 

マスターデュエルだとどうしても展開のことばかり考えがちですが、ミッドレンジであることを頭に置きながらゲーム展開を考えると勝率はめちゃくちゃ伸びると思います。

来月のデュエリストカップで使おうとしている方は、まずは数をこなして練習して勝ち方を覚えていって頂きたいなと思います。

 

 

 

それでは、また、どこかで。

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